2015年7月27日以前の記事
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「おっぱいバレー」原作本を手掛けた出版社、破産 ヒット作が続かずリンダパブリッシャーズ

映画「おっぱいバレー」の原作となった同名小説を手掛けた出版社、リンダパブリッシャーズが破産。ドラマ「恋する日曜日 私。恋した」の原作本も手掛けていた。近年はヒット作に恵まれていなかった。

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 東京商工リサーチによると、女優・綾瀬はるかさんが出演した映画「おっぱいバレー」の原作となった同名小説を手掛けた出版社、リンダパブリッシャーズ(東京都港区)が9月5日、東京地裁から破産開始決定を受けた。

 同社は2006年創業。おっぱいバレーが初めての作品だった。このほか、堀北真希さんが出演したドラマ「恋する日曜日 私。恋した」の原作本や、ヒット作「99のなみだ 涙がこころを癒す短篇小説集」など手掛けてきた。09年3月期には約2億円の売上高があった。

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17年9月のリンダパブリッシャーズによる発表(=Web Archiveより)

 09年ごろにはカルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のトップ・パートナーズ(東京都品川区)の出資を受け(15年に解消)、さらなる事業拡大を狙ったものの、ヒット作が続かず資金繰りが悪化していた。

 17年9月には「10月以降、新刊の出版を取りやめる」「既刊本の販売のみ事業を継続する」などと発表していたが、赤字が続いたことで事業継続を断念し、今回の措置となった。

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