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作家・椎名桜子氏の個人事務所「オフィシャル・タブー」破産:小説「家族輪舞曲(ロンド)」がヒット
椎名桜子氏が代表を務める編プロ「オフィシャル・タブー」が破産。椎名氏は小説「家族輪舞曲(ロンド)」のヒットで知られる。以降はヒット作に恵まれなかった影響で経営が悪化していたという。
東京商工リサーチによると、作家の椎名桜子氏が社長を務める編集プロダクション、オフィシャル・タブー(東京都世田谷区)が5月21日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は現在調査中という。
椎名氏は1988年に小説「家族輪舞曲(ロンド)」を出版。ヒット作となり、映画化されるなど話題となった。椎名氏は映画監督として自らメガホンを握り、映画版の制作も担った。
オフィシャル・タブーは2001年創業。CGアーティストの河原敏文氏も設立に携わり、一時的に所属していた。当初はアパレルブランドとの協業などにも取り組み、世田谷区のショッピングモール「成城コルティ」内の雑貨・服飾店「HANSEL&GRETEL」のプロデュースを担っていた(09年に提携を終了)。
近年は椎名氏の個人事務所として出版物の編集事業を展開していたが、同氏がヒット作に恵まれなかった影響で業績不振に陥り、経営が悪化。債権者から破産を申し立てられたという。
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