ニュース
クールビズの影響でネクタイ需要激減 業者が破産:「&・BLUE」
東京商工リサーチによると、ネクタイやかばんなどの企画販売を主力事業として展開してきた「&・BLUE」(大阪市)が4月17日、大阪地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は1億2000万円。
東京商工リサーチによると、ネクタイやかばんなどの企画販売を主力事業として展開してきた「&・BLUE」(大阪市)が4月17日、大阪地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は1億2000万円。
1990年に創業。中国でOEM生産を行い、大手紳士服メーカーや量販店などに提供し、07年3月期には売上高3億500万円を計上していたという。
だが「クールビズ」の浸透したことでノーネクタイが一般化。ネクタイ需要が減る中、自社ビルの購入が借入金の大幅増加につながり、資金繰りが悪化。自社ビルを売却したものの、業績悪化もあって改善せず、17年7月には再び資金ショートを起こしていたという。
関連記事
- シェアハウス「かぼちゃの馬車」が民事再生 入居者は生活インフラ寸断の恐れ
女性向けシェアハウス「かぼちゃの馬車」を展開するスマートデイズが東京地裁に民事再生法の適用を申請。3月末現在で債権者は911人、負債総額は60億3500万円。入居者の生活インフラ確保が困難になる恐れもあるという。 - 17年度、コンプラ違反倒産が増加 「粉飾」原因は前年度の2.5倍
東京商工リサーチの調査で、2017年度にコンプライアンス(法令順守)違反が一因で倒産した企業の件数が195件と、3年ぶりに前年度を上回ったことが分かった。虚偽の決算書や不適切な会計処理などの「粉飾」が2.5倍と急増しており、好業績が目立つ大企業と対照的に、経営不振から抜け出せない中小企業が多い一面を浮き彫りにしているという。 - 人気アプリ「つみネコ」旧運営元が破産 音楽アプリ参入が裏目に
人気ゲーム「つみネコ」旧運営元のビースリー・ユナイテッドが破産。負債総額は約4688万円。同タイトルとライセンスビジネスで成長したが、音楽事業参入に伴う投資が大きな負担となり、資金繰りが悪化した。 - 「翼システム」破産 「カーコンビニ倶楽部」旧運営元
ソフトウェア開発会社「翼システム」が破産。2007年までは「カーコンビニ倶楽部」を運営していた。負債総額は数十億円に上る見込みだが、詳細は現在調査中。 - はれのひ、破産 負債総額最大11億円 社長が謝罪「一生の思い出台無しに」
振り袖販売・レンタル会社「はれのひ」が1月26日、横浜地裁から破産申請を受けた。負債総額は最大約10億円。債権者は約1600人。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.