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BI革命を起こす日本オラクルの新プラットフォーム 【連載第2回】

「Oracle以外のDBをサポート」の衝撃――BIの新たな可能性を示すOracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition

企業がビジネス・インテリジェンスに求める機能要件が変化し始めている。利用するユーザーの幅が拡大し、一般ユーザーが自分の業務についての分析結果を簡単に得られる環境が必要となっている。そのニーズに対応するべく、オラクルはOracle Database以外のデータベースをサポートした。SQL Server、DB2などの製品とOracle Databaseが自在に連携するとき、BIは新たな可能性をユーザーにもたらすのである。
2006年07月03日 10時00分 更新

 最近、企業がビジネス・インテリジェンス(BI)に求める機能要件に変化が出てきている。BIが登場したころは、経営層やマーケティング部門など、特定部署のユーザーが求めるレポートを提供できればよかった。だが、次の段階では、利用するユーザーの幅が拡大し、営業担当者をはじめとした一般ユーザーでも、簡単に自分の業務についての分析結果が得られる環境が必要となった。ユーザーのそうしたニーズに対応するために、ダッシュボードやポータルといった誰もが使いやすい分析環境が提供されるようになった。

 この時点でのBIツール選択の際のポイントは、高度な分析機能やきれいなレポート出力、使いやすいGUIなどだった。ところが、ここ1、2年でBIに新たなユーザー要求が追加された。それは、BIによる内部統制の実施やコンプライアンス実現、リアルタイム経営を実践するための機能の実装といった要求だ。これにより、BIツールの戦いは、かつての個別機能の争いから、業務要件のカバーを含めてトータルにシステムを最適化できるか、という新たな基準で判定されるようになったのである。

 従来の要求であれば部門ごとにBIツールを導入し、それぞれ最適化することで対処できた。だが、個別最適化で分断されたシステムでは内部統制を確立することはできない。新たな要求は全体最適化を前提としているのである。さらに、リアルタイム性の追求も個別対応では、開発、運用の手間もコストも跳ね上がり、なおかつ、システム間でデータの整合性を保つことも難しくなる。

 オラクルでは、BIにおけるあらゆる問題解決を可能にするために、さまざまなツールや技術を1つの共通化されたプラットフォームに統合しようとしている。この統合BIプラットフォームであれば、共通メタデータがあり、共通のセキュリティモデル、共通のUI、管理のための共通な手法、そして統一された分析方法をユーザーに提供することができる。そうなれば、どのツールから情報にアクセスしても、情報は常に1つの正しい解を瞬時に提供してくれる。つまり、共通プラットフォームを実現すれば、BIの新たな要求に十分こたえられるわけだ。

fig_oracle_0628_1.jpg 統合情報モデルによりさまざまなデータソースに対応するOracle Business Intelligence Suite

他社製データベースをネイティブにサポート

 ここで、昨年までのOracle製品であれば、すべての情報をOracle Databaseに格納し、周辺の環境もOracleのBIツール群を導入するという提案になっただろう。ところが、一般的に、ユーザー企業の実際のシステム環境は、異機種のサーバーが稼働し、複数のツールが混在して複雑化している。そうなると、Oracleで統一することは、実際にはなかなか難しい要求になってしまう。

 だが、今回発表されたOracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition(Oracle BI EE)を利用すれば、統一された共通のBIプラットフォームをOracle一色に染め上げなくても実現できる。具体的に有効なのが、Oracle製品による他社製データベースのネイティブサポート機能だ。日本オラクルのシステム製品統括本部 マネジャー、桑内崇志氏は次のように話している。

oracle01.jpg 日本オラクルのシステム製品統括本部 マネジャー、桑内崇志氏

 「一般のBIツールは、メタレイヤーを必ず持っています。これは、分析用のデータ構造を定義するためのもので、例えばOracle Business Intelligence Discovererではエンド・ユーザー・レイヤーと呼んでいます。実は、Oracle BI EEには、メタレイヤーに加えてもう1つ下にもレイヤーがあります。物理データベースの存在を隠すためのその層を、われわれはビジネス・モデル・レイヤーと呼んでいます。いわゆる、BIのサーバー環境の1つで、どちらかといえばEAI(エンタープライズアプリケーション統合)に近い機能です。これを利用することで、様々なデータベースにネイティブにアクセスできるのです」(桑内氏)

 例えば、マイクロソフトのSQL Serverの場合、SQL Server用の分析画面を作るのではなく、このビジネス・モデル・レイヤーでデータベースを統合し、Oracle DatabaseもSQL Serverも1つにしてしまうというイメージだ。それにより、複数のデータベースがあっても、分析環境からは1つのデータベースとして扱える。そして、その上にビジネス・モデルを構築して分析環境を作る。

 「ネイティブサポートというからには、SQL ServerならSQL Serverに、(IBMの)DB2ならDB2に最適化したSQL文で問い合わせします。さらに、OracleとSQL Server間でテーブルを結合させた上で、データを検索するといったことも可能です。これは、他社のBIツールでは実現が難しい機能です」

 現在、ネイティブにサポートされているデータベースは、Oracle Database、SQL Server、DB2、Teradataの4つ。検索時に複数のサーバーが介在すると、パフォーマンスに問題が出そうだが、そのあたりの心配はない。それぞれに最適化されたSQL文の利用はもちろん、長年のデータベース技術で培われたキャッシング機能、クラスタリングやレプリケーション機能などを活用してデータアクセスを最適化している。

 また、Oracle BI EEは、先ごろ企業統合を完了したばかりのシーベルのSiebel Business Analyticsの技術をも既に統合している。特化した分野で実績のある高度な技術を、積極的に導入する。これも既存の顧客利益を優先するという製品、サービス戦略の1つの現れといえる。そのほかにも、モバイル環境のサポート、Microsoft Office環境での分析のサポートなど統合的なBIシステムで必要となる豊富な機能が網羅されている。

 「今までのOracle Business Intelligenceで培われてきたOracle Databaseに特化した分析技術は継承し、さらに顧客の既存投資を生かしつつ全体最適を行うための機能が追加されたのが、今回新たに提供するOracle Business Intelligence Suite Enterprise Editionです」(同氏)

 BIシステムの新たな要求には統合BIプラットフォームが必要であり、既存のシステム投資を最大限に生かしながらそれを実現するのが、Oracle Business Intelligence Suiteということだ。

[ITmedia]

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提供:日本オラクル株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2006年7月26日