騒々しいファン音、舞い上がる塵埃――水冷式静音サーバがオフィス環境を改善する!【連載第3回】あの会社はコレで決めた! 動画で納得、サーバ導入のヒミツ!

医療機関、図書館、学校はもちろん、設計開発やデザインの現場、あるいは税理事務所や会計事務所など、騒音のない静かな環境が求められる職場は少なくない。もちろん、そうした職場でもコンピュータは業務に欠かすことのできない存在だ。しかしコンピュータの設置場所の変化や高性能化に伴って、ノイズや塵埃の発生が、課題としてクローズアップされつつある。

» 2007年03月01日 15時00分 公開
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【連載】あの会社はコレで決めた!動画で納得、サーバ導入のヒミツ!

第1回:ftサーバの導入で、高可用性を手軽に実現!
第2回:1Uハーフサーバでネット企業のビジネス支援
第3回:水冷サーバがオフィス環境を改善!
第4回:負担軽減を目指し、ブレードサーバに統合


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導入者の悩み

  • 部門サーバの存在を意識せず、静かなオフィスで業務に集中したい…
  • 清潔性が求められる職場では、ファンが巻き上げる塵埃をカットしたい…
  • 高性能なCPUを積んでいると、熱暴走によるトラブルが懸念される…

<<ポイントを動画でみる!>>


【導入の背景と経緯:S税理士事務所の場合】――サーバのファン音にビックリ!

 東京郊外のマンションの一室にオフィスを構えるS税理士事務所は、近隣の中小企業や個人事業主を対象に会計・税務を請け負っている。同事務所は長い間、スタンドアローン型会計システムを利用してきたが、このほどクライアント/サーバ型会計システムに一新することを決定した。顧客数の増加によって処理が追いつかなくなったことに加え、電子申告や電子納税に対応することがその理由だ。

 S税理士事務所ではさっそく、従来からOA機器で取引関係にあったQ社に対し、新しい会計システムの構築を依頼した。Q社は、従来利用していたスタンドアローン型会計システムとの親和性が高く、データが移行しやすいクライアント/サーバ型会計システムの導入を提案。導入コストがリーズナブルだったこともあり、Q社の提案をそのまま受け入れた。

photo 水冷サーバを導入したS税理士事務所のシステム構成

 新しいシステムを導入するにあたって、Q社はテスト用のサーバとクライアントをS税理士事務所に持ち込み、カスタマイズ作業とデータ移行作業を行うことにした。この作業が始まって、S税理士事務所のスタッフは驚いた。Q社が持ち込んだサーバの発するファン音があまりにも大きかったのである。

 聞けば、最新のサーバは、性能向上に伴って発熱量が増加しているという。その発熱によるプロセッサの暴走、部品の劣化を防ぐためにも冷却機能を強化しなければならず、より高回転のファンが必要になる。だから、ファンの音が大きいのは仕方がないという説明だった。

 しかし、S税理士事務所のオフィスはマンションの一室にあり、あまりにも大きい音は業務に支障を来しかねない。顧客企業の決算に合わせて業務が深夜に及ぶこともあり、近隣住民への配慮も求められる。S税理士事務所では、サーバの機種選定についてQ社に再考を要求した。

 そこでQ社が提案したのが、NECの水冷式静音サーバ「Express5800/110Gc-C」だった。

【導入の背景と経緯:T薬局の場合】――ファンがホコリを舞い上げる!

 もう1つの事例を紹介しよう。T薬局は、北海道内陸部の中核都市、A市にある調剤薬局である。病院から発行された処方箋に従って、患者に適切な薬を調剤、提供する調剤薬局では、病院の処方箋が適正か確認したり、患者の薬歴を管理したり、服薬の指導を行ったりするために、コンピュータは欠かせない道具になっている。

 T薬局でも、早い時期に調剤薬局向けシステムを導入、運用してきた。その従来システムのリースが満期を迎え、これを機に新しいシステムへの入れ替えを検討していた。従来システムを構築、納入したSIベンダーのR社と最初の打ち合わせを行った際、従来システムの現況を改めて確認したT薬局店主・薬剤師のT氏は驚いた。サーバの周辺、特にファンの周りに、ホコリがびっしりとついていたのだ。

 医薬品を調剤する薬局では、言うまでもなく塵ひとつない清潔さが求められる。ところが、毎日稼働しているサーバが、知らず知らずのうちに、ホコリを舞い上げていたわけだ。

 そこでT氏はR社に対し、ホコリを舞い上げることのないサーバはないか? と打診した。それを受けてR社は、NECの水冷式静音サーバ「Express5800/110Gc-C」を採用したシステムを提案した。ところが、T氏はすぐに首を縦に振らず、難色を示した。

 T薬局がある北海道A市は、冬季に最高気温が0℃を下回る真冬日も珍しいことではない。そうした低温の環境では、水冷式静音サーバの「水」が凍ってしまうのではないか、とT氏は考えたのだ。

 だが、Express5800/110Gc-Cが搭載している水冷ユニットに封入されている冷却液は、実際には「水」ではなく「不凍液」であり、氷点下になる過酷な環境下で保管しても凍ることはない。また、その冷却液には電導性がなく、万一液漏れが発生してもサーバがショートしたり、発火したりするおそれはない。説明を聞き、納得したT氏は、Express5800/110Gc-Cの導入を決定した。

【導入の効果】――わずか30デシベルの静音と防塵効果に満足

 S税理士事務所とT薬局が導入したNECの水冷式静音サーバ「Express5800/110Gc-C」は、静音・防塵効果を求める小規模なオフィスや店舗に最適なサーバである。

photo 騒音の大きさ 
*測定条件は、ISO7779準拠。数値は製品の個体差に若干上下することがあります

 110Gc-Cでは、電源ユニット用に低回転の大型ファンを搭載しているものの、CPUファンなどそれ以外の冷却ファンはサーバ内部に存在していない。また、モータ駆動音が気になるハードディスクも、静音タイプのものを採用している。こうした静音技術により、同サーバから発せられるノイズは、わずか30デシベル*。これは、人のささやき声とほぼ同じ大きさの音だ。ちなみに、一般的なタワー型のサーバは50〜60デシベルであり、最新の高性能サーバではそれを超える音を出すものもある。

 冷却ファンがないため、塵埃が付着しにくいのも110Gc-Cの特長だ。もちろん、塵埃を舞い上がらせることもない。静音性だけでなく、清潔さが求められる病院や薬局などの医療機関でも安心して利用できる。

 静音を実現するために、機能や性能が犠牲になっているわけではない。110Gc-Cは、CPUにデュアルコアXeonプロセッサを搭載し、加えてディスクアレイ対応やバックアップ装置も内蔵でき、サーバとして安定稼動するための機能は十分に備えている。

 余談だが、S税理士事務所とT薬局のスタッフには、静音性だけでなく、オフィスにマッチした本体のデザインも好評だという。

photo 水冷ユニットの仕組み

解決のポイントを実証!

  • 空冷サーバから水冷サーバにすることで、騒音レベルが「ささやき声」レベルに!
  • CPUファンを水冷形式にすることで、塵埃の巻上げもカット!
  • 新開発の水冷ユニットが、CPUから発生する熱をラジエターで効率よく廃熱!

【今後の展開】――中小規模企業や環境意識の高い職場での「身近な1台」として期待

 新しいシステムが稼働したばかりのS税理士事務所とT薬局では、今後の具体的な拡張計画は未定だというが、システムを構築、納入したQ社とR社では、今回の実績を契機として、同様の課題を抱えた中小規模企業、医療機関、教育機関などに積極的に拡販したいと口を揃える。安定稼動とパフォーマンスを両立しつつ、静音、さらには防塵まで配慮したサーバを導入することは、オフィス環境に対する意識の高い企業における、最適な解答だと言えるだろう。


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企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年3月31日