国内運用実績は2500台以上:アジアにまたがるインターネットサービスプラットフォームカンパニーを支える、デルのPowerEdgeサーバ

クララオンラインは、東京、名古屋、台北、シンガポールを拠点として主にサーバホスティングサービスを提供しているインターネットサービス基盤事業者だ。2005年からデルのPowerEdgeサーバを本格的に採用し、現在は日本国内だけで2500台以上のPowerEdgeサーバを運用しているという。


ホスティング事業者としてアジア進出を果たす

iemoto.jpg クララオンラインの家本賢太郎 代表取締役社長

 クララオンラインは、1997年に代表取締役社長を務める家本賢太郎氏が、当時15歳という若さで名古屋で創業したベンチャー企業だ。多感な思春期の中学生時代、家本氏は脳腫瘍という重い病魔に冒され、長期に渡る入院と車椅子生活を余儀なくされていた。そんな家本氏を励ましてくれたのが、当時Windows PCの普及とともに、爆発的に社会へ浸透していったインターネットの存在だったという。

 「当時、わたしは自分の人生が人とは違う方向に行ってしまうと悲観してしまい、“何のために生きるべきか”が見えていませんでした。しかし、PCとインターネットを使えば、外の世界とつながり、社会と接点を持つことができます。中学卒業後の進路を考えたとき、当時は車椅子の生徒を受け入れる高校の選択肢はほとんどありませんでした。それならば“好きなインターネットを使って、インターネットのために仕事をしてみよう”と考えたのが、創業のきっかけです」(家本氏)

 当初、合資会社として発足させた会社は、インターネットコミュニティで知り合った人々からの応援もあり、順調に規模を拡大した。家本氏は、慶應義塾大学や早稲田大学大学院に学び、ビジネスと勉学を両立しながら、クララオンラインを国内有数のサーバホスティング事業者へと成長させていく。

 2010年現在、クララオンラインは東京、名古屋、シンガポール、台北を拠点としてサービスを提供しており、東京、岐阜、シンガポール、台北、北京、上海、クアラルンプールの7都市のデータセンターで、サーバを運用している。日本のサーバホスティング事業者が海外進出を果たす例は珍しく、家本氏が目指すのは「アジアNo.1のインターネットサービスプラットフォームカンパニー」だという。

安定した取引ができるデルをパートナーに選定

shirahata.jpg クララオンラインの最高技術責任者を務める白畑真 取締役

 創業当時より先進技術を積極的に取り入れてきたクララオンラインは、今でこそサーバホスティング事業者の新しい潮流になりつつある仮想型サーバサービスを日本で最初に提供するなど、業界を牽引する事業者として一目置かれた存在だ。過去には個人向けのレンタルサーバ事業も行っていたことがあったが、現在は企業・法人向けの専用事業者へとビジネスをフォーカスしている。

 サーバを顧客専用に提供する「専用サーバサービス」、サーバとともにファイアウォール、IDS/IPS、サーバロードバランサなどを組み合わせた「複合型ホスティング」、サーバを仮想的に分割して複数の顧客に提供する「Flex Miniサービス」が現在の主たる事業になっている。同社を利用する顧客は、国内2700社以上、アジアを中心とした海外が3000社以上だ。

 これだけの顧客を抱えるだけあって、運用するサーバの台数も非常に多い。日本国内に限定しても、現時点で稼働するサーバだけでも約2500台にのぼる台数になるという。そのうちの9割がデルのPowerEdgeサーバだ。

 クララオンラインがデルのサーバを本格的に採用し始めたのは、2005年頃からだという。それ以前は、いわゆるホワイトボックス(ノーブランドのPCサーバ)を中心に導入していた時期もあった。クララオンラインでシステムを統括する立場にある、取締役最高技術責任者の白畑 真氏は、デルを採用し始めた理由について次のように話す。

 「ホワイトボックスを使っている同業事業者が多かった当時、ビジネスを差別化する上で何か手段が必要でした。そこで当社が着目したのが、安定的に取引ができるサーバベンダーの製品を使うという訴求点です。導入したサーバの製品ラインアップが突然、整理統合されて発売中止になってしまったり、取引条件が急激に変化してしまったりするのでは、当社のユーザーに安定したサービスを提供することが難しくなりかねません。その点、デルはラインアップの継続性を重視しており、早い時期からビジネスパートナーに対してロードマップを開示するなど、ほかのサーバベンダーとはリレーションシップの築き方に差があると感じています」(白畑氏)

PR:省エネを追求した仮想化サーバ PowerEdge R710 シリーズ

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仮想環境のパフォーマンスを左右するメモリは、省エネタイプのDDR3メモリを採用し、従来モデルに比べ125%大容量化しました。また、搭載されたインテル® Xeon® プロセッサー 5600番台は、アプリケーションの要求に応じて自動的に消費電力を調整し、スマートにサーバのパフォーマンスを制御するため、電力効率と性能がいずれも最大限に向上します。


RHELとの親和性も重視

 PowerEdgeサーバを本格的に採用し始めたクララオンラインでは、デルのサーバを採用しているという点を積極的に開示する方針を採る。企業のニーズに合致させるために、サービスメニューには他社サーバの選択肢も残されているものの、9割以上の顧客はデルを選択するという。

 「現状でも当社のユーザーは、デルのサーバと他社サーバを選択できます。ですが、デルのサーバの導入台数が非常に多いため、ユーザーにはより安価にサービスを提供できます。当然、われわれはお客様の選択を尊重しますが、その結果、9割以上のユーザーがデルのサーバを選んでいます」(白畑氏)

 特に指定がない場合、クララオンラインでは第一の選択肢としてデルのサーバを推奨するという。

 「当社では、デルのサーバについての不具合情報を含めたナレッジを蓄積しています。良い部分も悪い部分も、詳細な情報を持った上で運用しているのです。もちろん障害をゼロにするように努力はしていますが、現実的には、ゼロにすることは難しい。ですがデルのサーバについては運用スタッフの理解が深いため、より良い運用品質で、サービスを提供できています。これがデルのサーバを推奨する理由です」(白畑氏)

 また、運用管理する立場からも、デルのサーバには優位性があると白畑氏は話す。それが、デルのサーバ管理ソフトウェア「OpenManage」の存在だ。

 「当社のサーバでは、一部Windows Serverが稼働しているものもありますが、大部分はそのOSとしてRedHat Enterprise Linuxを採用しています。他社サーバの管理ソフトウェアを使った場合、Windows環境の管理には強いものの、Linuxでは機能が不足する場合もあります。その点、デルのOpenManageはLinux環境においても、十分な性能を発揮します。当社ではこのことを高く評価しています」(白畑氏)

 なおクララオンラインは、国内のホスティングサービス事業者で2番めにRedHat Enterprise Linuxのホスティングパートナー企業に認定されている。

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クラウドサービスのプラットフォームとしても期待

 既に2500台以上のPowerEdgeサーバを運用しているだけに、クララオンラインではサーバの機種選定にもこだわりがある。PowerEdgeサーバにはいくつもの製品ラインアップがあるが、それを自社のサービスラインアップと重ね合わせ、最適な機種を選定しているという。ポイントは、エントリーモデルについてはコストと消費電力のバランスであるとのこと。また、ハイエンドモデルについては、内蔵ストレージの最大容量やNICが搭載可能な拡張スロットの数など、拡張性も重視する。

 「当社で運用しているサーバでは、基本的にサーバに内蔵されているストレージを使って環境を構築する方針です。もちろん、外部ストレージの利用を希望するユーザーもいらっしゃいますが、多くの場合、内部ストレージを使ったほうが、コストパフォーマンスの面で有利だと判断しています。内蔵ディスクを使ってコストを下げた分、スケールアウトしたほうが、トータルのスループットも向上します。デルはハードディスクの搭載数が多いサーバもラインアップしており、われわれのニーズに合致しています」(白畑氏)

 現在はデルのPowerEdgeサーバを中心とした専用サーバホスティングが事業の柱となっているクララオンラインだが、当然のことながら次のステップも考えている。それは、クラウドコンピューティング環境との融合だ。

 「近い将来、ユーザーが社内に構築したプライベートクラウドの環境と、Amazon EC2のようなパブリッククラウドや当社で運用しているサーバが、シームレスに連携して利用されることになるでしょう。これから本当に必要とされるのは、そうしたサービス同士のインテグレーションですが、複数のクラウドサービスを結び付けられる事業者は、まだ出てきていないと考えています。今後は、そうしたハイブリッドなクラウドコンピューティング環境に関するビジネスにも、取り組んでいきたいと考えています」(家本氏)

 このような新しいビジネスのサーバプラットフォームとしても、デルのPowerEdgeサーバには期待を寄せる。

 「デルは、“当社の向こう側にはユーザーがいる”ということを理解してくれています。このようなベンダーと出会えたことは、当社にとって幸運なことであると考えています」(家本氏)

省エネ・省リスクへの道を、デルと。

原田氏 デルスモール&ミディアムビジネス マーケティング本部 北アジア地区 本部長 原田洋次氏

 「アジアを視野に入れ、安定したサービス基盤を提供される経営方針は、デルと共通するものがあります。特にサーバやストレージの安定稼働に欠かせない電力問題の解決から、故障率の低減と迅速な究明、最新技術の共有など、これからも徹底的にリスクをなくしていきます。それが、クララオンラインさんのお客様の信頼につながると信じています」(デルスモール&ミディアムビジネス マーケティング本部 北アジア地区 本部長 原田洋次氏)

信じる道を行く5人のストーリー INDEX
【第1回】家本 賢太郎
クララオンライン 代表取締役社長
(2010/09/21公開)
【第2回】倉橋 泰
ぱど 代表取締役社長
(2010/10/12公開)
【第3回】島村 達雄
白組 代表取締役社長
(2010/10/29公開)
【第4回】松浦 弘昌
コンビ 代表取締役社長
(2010/11/18公開)
【第5回】笠原 健治
ミクシィ 代表取締役社長
(2010/12/08公開)

※Intel、インテル、Intelロゴ、Xeon、Xeon Insideはアメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporationの商標です。
※PowerEdge、DELLロゴは、米国Dell Inc.の商標または登録商標です。



提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2010年12月27日


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(2010/09/21公開)
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