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» 2011年12月12日 10時00分 UPDATE

高密度と優れたコストパフォーマンス:最大16コアのAMD Opteron 6200シリーズを搭載したデルの最新のサーバが登場

AMD Opteronプロセッサを搭載するデルの「PowerEdge」サーバの新モデルが発表された。新CPUの特長を最大限に生かしたPowerEdgeサーバは、ユーザーに優れたパフォーマンスとコストメリットを提供するという。日本AMDとデルの担当者がその魅力に迫る。

[PR/ITmedia]
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 2011年11月、デルは最新プロセッサ「AMD Opteron 6200シリーズ」を搭載したサーバ新機種を発表した。最大16コアの新プロセッサは、非常にパワフルな性能と優れたコストパフォーマンスを実現している。日本AMD エンタープライズ事業本部 マーケティング部 マネージャーの佐藤英樹氏、デル 公共・法人マーケティング本部 サーバブランドマネジャーの布谷恒和氏が新製品の魅力について対談した。

コア数が増えてより安価に

布谷 AMDより新しいプロセッサ「AMD Opteron 6200シリーズ」が発売されました。デルでは高密度で業界でもユニークな2U 4ソケットラックマウントサーバの「PowerEdge R815」、フルハイトブレードサーバの「PowerEdge M915」を中心に、新しいプロセッサを搭載したサーバ製品をラインナップする予定です。AMD Opteronプロセッサを搭載したサーバを利用しているお客様からは、R815の2U 4ソケットという集積度について高い評価をいただいています。特に、ITサービスやネットビジネスを生業としているお客様は、高密度・Manyコア・コストパフォーマンスが特徴のAMD Opteronプロセッサを選択するケースが増えています。

dell_amd001.jpg AMD Opteronプロセッサを搭載するデルのPowerEdgeサーバ ラインナップ

佐藤 AMD Opteronを採用するお客様は、そういったデータセンター、ネットサービス系、情報サービス系が中心です。用途で言えば、Webサーバやアプリケーションサーバが7〜8割を占めています。こうした用途では多くのトランザクションを処理と、物理的なコンソリデーションが求められています。

布谷 最新のAMD Opteron 6200シリーズは、PowerEdge R815であれば、2Uで最大64コアを搭載できます。2Uで64コアです、革新的な高密度性と言えるでしょう。Manyコアの環境を高密度なフォームファクタにパッケージすることによって、より多くのトランザクション、より多くのシミュレーションを実行し、より多くの仮想マシンを効率的に稼働させることが可能になると期待しています。改めてこの最新プロセッサには、どのような特長があるのでしょうか。

mr_sato.jpg 日本AMD エンタープライズ事業本部 マーケティング部 マネージャー 佐藤英樹氏

佐藤 AMD Opteronプロセッサにも、良いところと悪いところがありますが、現在の64ビット環境が当たり前の時代はマルチスレッドが注目され、コア数が多い分だけ並列処理が優位になり、スループット性能が高まります。例えば、メモリ帯域幅(STREAM)のパフォーマンスを比較すると、AMD Opteron 6200シリーズは従来の6100シリーズに比べてさらに性能が向上し、価格も下がっています。

布谷 どのようにして価格を下げることができたのでしょうか。

佐藤 理由は幾つかあります。AMDではプロセッサのラインナップが異なるAMD Opteron 6000シリーズと4000シリーズで同じアーキテクチャにしています。どちらかに機能があるない、という違いはありません。

 ですからAMD Opteronは、例えば、VMwareのライブマイグレーションを優位に実現することができます。また、ソケット互換ですから、検証テストやアプリケーション開発において世代ごと、フォームファクタごとに環境が変わりません。そのため、必要に応じで買い増し、拡張ができるようになります。お客様の計画購入や、開発機から本番機というライフサイクルを考慮した導入を支援することが可能です。

新機能満載のAMD Opteron 6200シリーズ

布谷 そういった点が生産コスト、製造コストに大きく寄与しているわけですね。機能面での特長はいかがでしょうか。

佐藤 今回は、「Interlagos」と「Valencia」の2つのコードネームのプロセッサが製品として具現化されました。Interlagosの製品名がAMD Opteron 6200シリーズ、Valenciaの製品名がAMD Opteron 4200シリーズです。これらは、仮想化やデータベースアプリケーション、Webクラウド、ITインフラなどのワークロードに適しています。6000シリーズに関しては、HPCの分野においてもお客様の要求にお応えするものです。

 AMD Opteron プロセッサでは「ストレートスルー コンピューティング」を目指しており、1つのスレッドに対して1つのコアをきちんと割り当て、スループット性能を高めているところが最大の特長です。アーキテクチャは、従来の6100シリーズから大きく変わり、整数パイプラインの隣に浮動小数点ユニットを配置してそれを並べたものから、浮動小数点ユニットを共通化して、共有できるものへと変更しました。これを「Flex FP」と呼びます。浮動小数点ユニットは、いつでも使うものではありませんから、共通化することで使わないときには電力を消費しないというメリットがあります。

 AMDでは「クラウド時代のコア〜更なる俊敏性と効率性を求めて〜」というメッセージを使っています。クラウド時代に重要なのは実際のコア数(最大16コア搭載可能)であり、サーバ仮想化やデスクトップ仮想化は実コアに割り当てる率で、クライアント端末の数が変わってきます。また、メモリは1ソケット当たり4チャネルであり、4ソケットのPowerEdge R815の場合は、約170GB/secものメモリ帯域幅になります。スループット性能が非常に高いのも特長です。

 このほか、新しく追加された機能として「AMD TURBO CORE テクノロジー」があります。これは、すべてのコアを500MHzほどブーストできるもので、コアを半分にすれば最大1GHzまでブーストが可能になります。

 また、低消費電力という観点からは、AMD Opteron 4200 シリーズに35W(TDP)で動作する製品を用意しています。デルは国内で唯一、ラックマウント製品でAMD Opteron 4000シリーズを搭載しているサーバがあります。こうした低消費電力サーバは、俊敏なIT基盤の構築が要求されるデータセンターを強力に支援するものと考えています。

dell_amd002.jpg AMD Opteron 6200シリーズプロセッサ

AMD Opteronプロセッサをフルサポートするデルのサーバ

布谷 ご説明いただいたAMD Opteron 6200シリーズ、およびAMD Opteron 4200シリーズを搭載したサーバとして、デルではAMD Opteron 4200シリーズを搭載した1U2ソケットの「PowerEdge R415」、2U2ソケットの「PowerEdge R515」というエントリーサーバから、AMD Opteron 6200シリーズを搭載した2U2ソケットの「PowerEdge R715」、2U4ソケットの「PowerEdge R815」など、非常に幅広いラインナップを用意しています。とりわけ、R415とR815は他社にはない、デルがオンリーワンの製品であり、デルならではのフォームファクタ設計だと思います。

佐藤 新しいプロセッサには、数多くの特長がありますが、中でもお客様にとって大きなメリットがあるのはソケット互換だという点です。これにより、実際には少ないですが、保守が残っているサーバであれば、BIOSをアップデートしてプロセッサを購入するだけでコア数をアップできるという良さがあります。そういう世代を超える資産の継承性という意味では、AMDに一日の長があると思います。デルではブレードサーバにも、AMD Opteronプロセッサを採用していますね。

布谷 「PowerEdge M915」という製品です。このブレードサーバは、AMD Opteronプロセッサ ベースの4ソケットサーバですが、オンボードNICがモジュラーデザインになっていて、お客様が購入時に必要なアダプタを自由に選択できるようになっています。10GbpsのCNA (Converged Network Adapter)を選んだ場合、NICのパーティショニング機能を標準で使用することができます。物理的に2つある10Gbpsのポートをそれぞれ自由な帯域設定で4つずつに分割すると、物理的なポートがあたかも8ポートあるように使えます。これは、サーバ仮想化環境において非常に効果的な機能です。

dell_amd003.jpg 10GbE NICパーティショニング(NPAR)

 もう一つ、面白いのが「PowerEdge Cシリーズ」です。AMD Opteron6200シリーズを搭載しているのは「C6145」で、特に米国などでよく売れており、デルが自信を持ってお勧めしているものです。このサーバは、4ソケットサーバを2Uサイズの本体に2つパッケージしています。つまり、1Uで4ソケットとほとんど同じ意味の高密度サーバです。2ソケットであれば、AMD Opteron 4200シリーズを搭載予定の「C6105」という製品もあります。さらにAthlonIIやPhenomを搭載した1ソケットで高密度なマイクロサーバ「C5125」もラインナップしています。

佐藤 製品の出荷はいつになるのでしょうか。

mr_nunotani.jpg デル 公共・法人マーケティング本部 サーバブランドマネジャー 布谷恒和氏

布谷 デルでは、「Time-to-Market(タイムリーな新製品投入)」を大切にしており、AMDでの発表の翌日から出荷を開始しています。AMDとは、それだけ相互のロードマップを共有していますから、デルもそれに基づいたサプライチェーンを組み上げているわけです。新しいテクノロジを直ちに製品に搭載して出荷できる体制を整えている、これは、他社にはないことだと考えています。

佐藤 AMDのプロセッサと他社のプロセッサは、どのように売り分けているのでしょうか。

布谷 AMDを選ぶか、他社製を選ぶかというのは、教科書的な回答ですが、お客様のカスタムチョイスにお任せしています。様々なシステム要件やアプリケーション環境、ITポリシーなどで適合するプロセッサは異なってくる場合がありますので、お客様が必要とするプロセッサとサーバラインナップを用意し、最後にはお客様に選択していただくというのが、デルのスタンスです。

 ただし、特にクラウドやHPC、VDIを中心とした仮想化の分野では、大規模になればなるほどコア数の多さ、メモリのスピードが生きてきます。また、ノード数が多くなればなるほど、コストパフォーマンス、コストの重要性というのも効いてきます。物理コア数とメモリバンド幅を重視した要件の場合は、現在のところ、AMDが有力な選択肢になると言えるでしょう。

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提供:デル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2012年1月23日

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