Google、米キャリアSprintと「Google Voice」および「Nexus S」で提携
Sprintの約5000万人のユーザーは、手数料なしに自分の電話番号でGoogle Voiceを利用できるようになる。
米Googleは3月21日(現地時間)、全米3位の通信キャリアSprintと提携し、Sprintの端末への音声通話サービス「Google Voice」の統合と、Googleブランド端末のSprint版「Nexus S 4G」の販売を行うと発表した。
Google Voiceは、電話番号に当たるGoogle Voice Numberで一般の電話や携帯電話と通話したり、留守電メッセージやSMSを利用したりできるサービス。Googleは1月にユーザーが自分の携帯電話の番号をポーティングできるようにしたが、20ドルの手数料が必要だ。今回の提携で、Sprintの加入者はポーティングの設定をせずに手数料なしに自分の電話番号を使ってGoogle Voiceを利用できるようになる。
Nexus SはGoogleが昨年12月にリリースしたAndroid 2.3搭載のSamsung製オリジナル端末。SIMロック解除版と米T-Mobile版が販売されている。Sprint版のNexus S 4Gは、EVDO Rev A.、WiMAX、IEEE 802.11 b/g/nに対応。Google Voiceがプリインストールされている。同端末は“この春”にSprintの販売店および米Best Buyで発売される。
Sprintの2010年末時点の加入者数は4990万人で、全米第3位。通信規格は3GではCDMAを採用しており、現在WiMAXサービスを米国の一部の地域で提供している。20日にT-Mobile USAの買収を発表した米AT&Tと米VerizonはLTEを採用している。
関連キーワード
Google | Google Voice | Nexus S | T-Mobile | WiMAX | Android 2.3 | 通信事業者 | Samsung | Sprint Nextel
関連記事
- AT&TがT-Mobile USAを390億ドルで買収へ 全米国民の95%にLTE提供
- Google Voice、携帯番号での利用が可能に
- Google、自社ブランド端末「Nexus S」発表 Android 2.3搭載で年内に米国で発売
- 「Google Voice」のiPhone版、ようやく米国で公開
- 「Google Voice」、米国で一般公開
- Sprint Nextel、年内にWiMAXサービスを開始
- GoogleがSprintを買収する? うそでしょう?
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.