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Chapter 3:DNS(Domain Name System) 〜概要〜

3.3.2 キャッシュ

 DNSサーバーは,自分が管理していないゾーンにかかわる問い合わせがあると,ルートネームサーバーに対して問い合わせを転送する。しかし,常にルートネームサーバーに問い合わせを転送したり,ほかのDNSサーバーに問い合わせをしていたのでは,ネットワークのトラフィックが増大し,ネットワークの負荷も増大してしまう。このような問題を解決するため,DNSサーバーはいったん解決した問い合わせの情報をキャッシュする。このため,一度でも解決したことのある問い合わせを再度求められると,ルートネームサーバーやほかのDNSサーバーに問い合わせる代わりに,キャッシュの情報に基づいて回答する。このように,DNSサーバーがキャッシュの情報に基づいて回答することを「Non-Authorized Answer」と呼び,そうでない場合を「Authorized Answer」と呼ぶ。

 ところで,一度でも解決した名前を延々とキャッシュに保持しておくと,キャッシュの状態が実際のドメインやIPアドレスの情報と一致しないおそれも高くなる。そのため,キャッシュに格納される情報は,一定の期間を経ると削除される。このように,情報がキャッシュに保持される期間のことを,「TTL(Time To Live)」と呼ぶ。TTLは,そのドメイン名を管理しているDNSサーバー側で設定する。そのゾーンにかかわるすべてのTTLをSOAレコードで設定してもよいし,各リソースのレコードで個別に指定してもかまわない。なお,DNSのレコードについては,次回詳しく説明する。

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