『SQL Server 7.0 システム構築ガイド』
「Chapter 9 パフォーマンスチューニング」より
SQL Server 7.0パフォーマンスチューニング術
システムの置かれる状況は,日々刻々と変化する。システム管理者は,変化してゆく状況に合わせて,システムにかかわるさまざまなトレードオフを検討し,データベースが最適な性能を発揮できるように調整しなければならない。そのために必要となる作業が,パフォーマンスチューニングである。
SQL Server 7.0は,自動車でいえばマニュアル車というよりはオートマチック車である。つまり,ある程度の部分はシステム側で自動的にチューニングして稼働する。しかし,そのチューニングメカニズムが常に盤石のものであるとは限らない。管理者は,SQL Server 7.0の「クセ」に合わせて,最適な構築手法と運用手法を確立する必要があるだろう。
ここでは,ソフトバンク パブリッシングから刊行されている書籍『SQL Server 7.0 システム構築ガイド』の「Chapter 9 パフォーマンスチューニング」を抜粋し,SQL Server 7.0のパフォーマンスをチューニングする手法について解説する。
- 性能に影響を与える要因
- トランザクション特性と性能目標
- ボトルネックの識別
- データベースのチューニング
- インデックスのチューニング
- アプリケーションのチューニング
- 競合と同時性の検証
- SQL Server構成のチューニング
- Windows NTのチューニング
- ハードウェアリソースのチューニング
(松崎爲豁)
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