SSHポートフォワードで遠隔地サーバのXを利用する

　SSHを利用すると「OpenSSHを使いたい」Tipsで解説したようにアクセス内容が暗号化されるため，セキュリティ上好ましいログインが可能になる。同じくSSHを利用してログインを行った状態で，ログインするサーバ上のXデスクトップを利用する方法がある。これはSSHポートフォワードと呼ばれる手段を利用し，Xの通信手段XプロトコルをSSHで暗号化させた上で，ネットワークを介してXを使用する仕組みだ。

　この手段であれば，遠隔地のサーバ上のX Windowを利用できるため，新たな利用価値が見出せるかもしれない。

　まず最初にOpenSSHの設定ファイルを編集し，「ForwardX11」を「yes」になっていることを確認する。

　SSHdの再起動を行ってから，手元のクライアントとなるkterm上などから（手元にXサーバが動作していることが前提）次のようにコマンド指定すればよい。

　この例では，sshコマンドにフォワードパラメータを付加させて，xxxx.hogehoge.comサーバ（DNSが動作していてドメインで参照できている場合）でktermを動作させるという意味だ。