RPMパッケージでのインストール時に,次のように操作してもプロセスが見つからない場合,Sambaは正常に動作していない。
# /etc/rc.d/init.d/smb restart # ps ax |grep smb 23604 ? S 0:00 smbd -D ←これが無ければならない 23635 pts/2 S 0:00 grep smb |
このような症状には,まず最初にログファイルをチェックする習慣をつけよう。ここでの例,Sambaの場合には設定ファイル「smb.conf」にログファイルの書き込み先が定義されているので,まずはこれを確認する。通常は,次のように設定されているはずだ。
# cat /etc/samba/conf/smb.conf |more 〜中略〜 log file = /var/log/samba/log.%m ←ログファイルの保存先を確認 |
これで/var/log/samba/ディレクトリにログファイルがあることが分かる。Sambaには2つのデーモンがあり,log.smbはsmbdの書き出すもの,log.nmbdはnmbdが書き出すログとなっている。この2つのログ内容を確認し原因を追求しよう。
# ls /var/log/samba/log.* log.nmbdlog.smbd |
例えば,ほとんどの場合ホスト名を参照できないことがSambaのデーモンが正常起動できない理由の1つだ。この場合,/etc/host.confには/etc/hostとBINDのどちらを優先して名前解決をするかが定義され,/etc/hostには自らのホスト名が定義されているのかが関わる。両方のファイルを確認して記述されているかを見てみよう。
# cat /etc/hosts # Do not remove the following line, or various programs # that require network functionality will fail. 127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 172.16.4.111speed ←ホスト名が定義されているか確認 # cat /etc/host.conf order hosts,bind |
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ファイルサーバにしてWindowsからアクセスしたい(Samba)
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