Red Hat Linux 8で充実するGUI設定ツール

　Red Hat Linux 7以降に目立ってきたGUI（X Window）上のシステム設定ツール搭載。今までのコマンドライン設定も引き継がれているが、GUIに慣れているユーザーへ向けてのアプローチだ。

　2002年9月30日に公開されたRed Hat Linux 8.0でも拡充されており、次のようなツールが使用できる。ここでは、新たに追加されたものを始め、どのような設定がGUIで可能かを紹介しよう。すべてのツールは、「redhat-config-...」と名付けられているコマンド名で実行できる。X Window上のターミナルでそれぞれのコマンド名を入力するか、ほとんどのものはGNOMEメニューからも実行可能だ。

・redhat-config-keyboard
・redhat-config-securitylevel
・redhat-config-rootpassword
・redhat-config-proc
・redhat-config-soundcard
・redhat-config-bind
・redhat-config-network
・redhat-config-printer-tui
・redhat-config-printer
・redhat-config-services
・redhat-config-date
・redhat-config-network-druid
・redhat-config-httpd
・redhat-config-packages
・redhat-config-users
・redhat-config-kickstart
・redhat-config-xfree86
・redhat-config-language

・redhat-config-keyboard

キーボード種別を選択できるツール　記事のトップへ

・redhat-config-securitylevel

フィルタリングツールiptables設定用のGUIツール　記事のトップへ

・redhat-config-rootpassword

rootのパスワード設定ツール　記事のトップへ

・redhat-config-proc

カーネルでカスタマイズ可能な項目をGUIで設定　記事のトップへ

・redhat-config-soundcard

サウンドデバイスをGUIで設定できる　記事のトップへ

・redhat-config-bind（redhat-config-bind-gui）

ネームサーバBINDで使う各種ゾーンファイルをGUIで設定可能　記事のトップへ

・redhat-config-printer-tui

プリンタ設定用のツール。唯一「redhat-config-」と名付けられていながらシェル上でも実行可能　記事のトップへ

・redhat-config-printer（redhat-config-printer-gui）

上写真のツールのGUI版。同じ内容がGUIで設定できる　記事のトップへ

・redhat-config-services

各種デーモン（サービス）の制御がGUIでできる　記事のトップへ

・redhat-config-date（redhat-config-time）

日付設定やntpサービスの設定がGUIでできる　記事のトップへ

・redhat-config-network-druid

各種デバイスの設定がウィザード形式でGUI設定できる　記事のトップへ

・redhat-config-httpd

httpサービスApacheの設定がGUIでできる　記事のトップへ

・redhat-config-packages

RPMパッケージの管理がGUIでできる　記事のトップへ

・redhat-config-users

ユーザー管理がGUIで設定できる　記事のトップへ

・redhat-config-kickstart

OSインストールを自動化させるための選択肢を設定し、あらかじめファイル保存しておける　記事のトップへ

・redhat-config-xfree86


X Windowの設定がWindowsライクにGUI設定できる　記事のトップへ

・redhat-config-language

表示可能な標準言語を選択する　記事のトップへ

　以上の設定ツールは、すべて同名のRPMパッケージでインストールされている。見あたらない場合には、システムCDから探し出すか、About SpeakEasy.Rpmfind.Net Serverから検索してインストール（# rpm -ivh redhat-config-*）すればよい。