無線LANアダプタには どんな種類があるの?

　無線LANはパソコン本体に「無線LANアダプタ」を装着して利用する。無線LANアダプタは有線によるLANのネットワークインタフェースカードに相当するものだが、装着するインタフェースによって、いくつかの種類が販売されている。

　たとえば、ノートパソコンならPCカード型、デスクトップパソコンならUSBポート接続型などがある。パソコン本体にすでにネットワークインタフェース（LANポート）が装備されているときは、ここに接続する据え置き型の無線LANアダプタも販売されている。Pocket PCなどのPDAと併用したいときは、コンパクトフラッシュ（CF Type II準拠）タイプの無線LANアダプタを選ぶといいだろう。PDAにはそのまま装着し、ノートパソコンにはPCカードアダプタと組み合わせて装着すれば、1枚で2通りの使い方ができるわけだ。

　また、最近では無線LANの機能を内蔵したノートパソコンも販売されている。これからノートパソコンを購入する予定がある人は、購入時にチェックしてみよう。

●PCカード

ノートパソコンのPCカードスロットに装着できる無線LANアダプタ。最も種類が豊富

●コンパクトフラッシュ

PDAなどのCFスロットに装着できる無線LANアダプタ。PCカードアダプタと組み合わせれば、PCカードスロットにも装着可能

●USBポート

USBポートに接続できる無線LANアダプタ。デスクトップパソコンなどに便利。電源はUSBから供給

●イーサネットポート

LAN（イーサネット）ポートに接続する無線LANアダプタ。プレイステーション2対応のものもある

●ノートパソコン内蔵

無線LANを内蔵したノートパソコンも各社から登場している。

できれば揃えたい あると便利なモノ

　無線LANには無線LANのアクセスポイント、無線LANアダプタが必須だが、そのほかにも用意しておくと便利なものがいくつかある。

　たとえば、有線によるLANを組み合わせるのであれば、ネットワークインタフェースカードやハブ、ネットワークケーブルなどを購入する必要がある。

　また、有線によるLANを利用する予定がないときでも有線LAN用のネットワークインタフェースカードとネットワークケーブルは用意しておくと便利だ。無線LANパソコンは設定もワイヤレスでできるが、万が一、設定を失敗してしまうと、全く通信ができなくなってしまう可能性がある。こんなとき、意外に役立つのが有線によるLAN接続だ。無線LANのアクセスポイントや無線LAN対応ルーターは、有線によるLANとの接続もできるため、いざとなれば、有線側から設定を変更できるというわけだ。

いますぐ始める無線LAN　4/12