アクセスポイントに接続できない場合は、主に以下のような原因が考えられる。
前者2つは、アクセスポイントの設置場所や設定を見直せばいいが、対処が難しいのは後者2つの場合だ。たとえば、どのパソコンからの接続も許可せずに接続制限をONにしてしまったり、設定したWEPキーを忘れてしまうと、二度とアクセスポイントに接続できなくなってしまう。
この場合、最も簡単なのは、有線LANで接続できるパソコンを用意し、そのパソコンからアクセスポイントの設定をやり直すことだ。有線LAN経由であれば、MACアドレスによる接続制限やWEPによる暗号化の設定が適用されないので、問題なく設定を変更することができる。
もし、有線LANで接続できるパソコンがない場合は、本体を初期化するしかない。マニュアルを見て設定を初期化し、初めから設定をやり直そう。AirStationの場合は、本体背面の「INIT」スイッチで初期化できる。
ルーターや無線LAN機器を処分するときは、設定されている内容をすべて消去することが大切だ。プロバイダに接続するためのIDやパスワードなどを登録したまま処分すると、これらの個人情報が外部に漏れてしまう可能性がある。設定ページや本体にあるリセットスイッチなどで、必ず設定を初期化してから処分するといいだろう。