前回調査でトップだった「U-net SURF」は、利用者数が少なかったため、ランク外となってしまった。1位、2位の「DTI」「IIJ4U」は、はツウ好みの高品質プロバイダとして有名。接続に関して厳しい目を持つユーザーをも満足させるサポートを行っているということだ。ただし、「DTI」「IIJ4U」は、料金に対する満足度ではベスト10には含まれていない。つまりほかと比べると、料金がやや高いプロバイダである。
初心者からすれば、安価でなおかつサポートのよいプロバイダを望みたい。そんな期待にこたえるように、サポート部門でそれぞれ3位、5位、7位にランクインしている「WAKWAK」「J-DSL」「SANNET」に注目だ。上記の料金満足度でも上位となっている。この3つのプロバイダは、安価ではあるが、サポートでも十分頼りになるプロバイダということができる。
今回のアンケートでは、実に52%の人がADSLを利用しているという結果が出た。利用者数のトップは8M ADSLで、全体の33%に達している。8Mbpsの本格的なサービス開始が昨年の秋以降であることを考えると、秋以降のADSLの伸び率のすごさを垣間見ることができる数字だ。
ブロードバンド率64%を記録した今回のアンケートだが(2ページ参照)、“高くて遅い”ナロー系常時接続の「フレッツ・ISDN」利用者が12%と多い点にも注目したい。ADSLのエリアが全国に浸透していないため、常時接続手段として「フレッツ・ISDN」を選ぶユーザーがかなりいるのではないだろうか。もしくは、ISDN回線からアナログ回線に戻すコストと手間を考え、ISDN回線のまま利用している人が多いとも考えられる。
ブロードバンド利用者が増加している中で、前回14.1%だったCATVは、約4ポイント減らして10%という結果となった。