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Yahoo! Internet Guide 2003年2月号 2003年2月5日(水)
WEB OF THE YEAR 2002 日本のベストサイトはこれだ!

懸賞&得するサービス部門
ついにトップへ躍り出たふくびき.comその人気のヒミツはどこに!?
_
3年連続1位と、まさに揺るぎない牙城を築いていたChan ce It!が、ついにふくびき.comに首位の座を明け渡した。しかし2位のChance It!、3位のMyIDという定番サイトも、得票を大きく伸ばした。懸賞サイトは3強時代へ突入だ。

1
 その場で当たる「がらガラくじ」が大受け!!
 ふくびき.com

 www.fukubiki.com

 とにかく、当たり外れがその場でわかる。その、シンプルかつ明快なコンセプトでファン層を急速に拡大し、オープン年である2001年のランキングでも、首位のChance It!にわずか数百という得票差にまで肉薄しつつ、いきなりの2位を獲得するという快挙だった。だから今回の、余裕たっぷりの首位獲得は、むしろ当然の結果だったともいえる。

「2001年は、自分たちがあそこまで知られているとは思ってなかったんです。だから、実は自分たちが健闘していたことを知ったら、急に悔しくなっちゃって、2002年は絶対1位だとみんなで誓い合いました」(楠氏)

 しかし、その一方で、コテコテで泥臭いけれど、とにかくユーザーに楽しんでもらいたいという気持ちと、その方法には自信があった。だから、何かを変えたということはないという。賞品はスタッフが、自分がもらってうれしいかという視点で選ぶし、外れても笑って許せるような、ユーザーとのコミュニケーションを大切にしてきた。

「正月は、プレゼント付きのお年玉メールをやります。ぜひ、ご参加ください」(楠氏)

2
 総合力ピカイチ。懸賞サイトの代名詞!!
 Chance It!

 www.chance.com

残念ながらふくびき.comに首位の座を明け渡したが、それでも前回より大きく得票を伸ばして堂々の2位に輝いたのが、Chance It!。新着順、賞品別、締切日順などで応募したい懸賞を見つけて応募できる、懸賞サイトの超定番サイトだ。毎日の更新はもちろん、各携帯キャリアに素早く対応したり、メルマガや号外メールによる緊密な情報提供を行うなど、ユーザーの要望に対応して日々進化しているのも人気のヒミツだろう。

3
 その名の通り、一度の登録で自在に応募!!
 MyID

 www.myid.ne.jp

まず、自分の情報(氏名や住所など)を登録して「MyID」を作れば、次からは懸賞にイッパツで応募できるという便利さが人気の、定番懸賞情報サイト。新着順、人気順、豪華順などで検索した懸賞を、いちいち個人データを入力することなく、カンタンに応募できる。また、懸賞のほかにもおみくじやジャンケン、URL付きメールなどによってポイントをためて、1万ポイントで1000円キャッシュバックするサービスなども人気だ。

順位 サイト名 グラフ 投票数
URL
1 ふくびき.com 28269
www.fukubiki.com
2 Chance It! 22997
www.chance-it.com
3 MyID 17928
www.myid.ne.jp
4 Yahoo!懸賞 9933
present.yahoo.co.jp
5 懸賞のつぼ★ 8308
www.tubox.com
6 笑う懸賞生活 6921
www.warau.jp
7 フルーツメール 6278
www.fruitmail.net
8 MY DIRECTORY 6097
myd.nttnavi.co.jp
9 DreamMail 3192
www.dreammail.ne.jp
10 ちゃっかリーナしっかリーノ 3062
www.chakkalina.com
11 当たるもらえるドットコム 3058
www.ataru-moraeru.com
12 懸賞BOX 3022
www.kenshobox.com
13 ネットマイル 2800
www.netmile.co.jp
14 宝くじコーナー(みずほ銀行) 2566
www.takarakuji.mizuhobank.co.jp
15 ポイントメール 2095
www.pointtown.com
16 懸賞ざくざく 1667
www.zak2.com
17 当たる!?くじメール 1637
www.ataru-kuji.com
18 mp@ck 1553
www.mpack.ne.jp
19 とくとくページ 1411
tokutoku.com
20 CMサイト 1371
www.cmsite.co.jp

応募する楽しさを、どれだけ実現できるか
気持ちをどれだけ伝えられるかが「カギ」に

 インターネットの懸賞サイトが、にぎやかになってきました。でも、『プレゼントfan』という、紙のメディアを出している私たちは、実はインターネットを“脅威”だとは感じていないんです。その理由は、1つは収入が広告に依存している限り、健全なメディアとはなりえないと思っていることがあります。つまり、ビジネスモデルが見えてこないんです。そしてもう1つは、みんながプレゼントとか懸賞に応募するのは、“応募する楽しさ”を求めているからなんです。いまのインターネットにある懸賞サイトには、そこが不足しているように思います。たとえば応募ハガキに、イラストを描く人がいます。長々とメッセージを書く人もいます。ただ、画面をクリックするだけでは得られない、応募する楽しさが、そこにはあるわけです。皆さんも、そんな経験はありませんか。

 とはいえ、どんな方法で応募するかは、各ユーザーの選択です。弊社でもケータイによる懸賞応募の雑誌を出しているくらいですから、とにかくカンタンに応募したいというユーザーも確実に多いと思います。ただし、簡便さを望むユーザーは細かい操作や入力さえ面倒に感じます。よりシンプルな応募形態を実現するためには、懸賞サイト側はよりいっそう、懸賞提供企業との関係を密にし、共同でサイトを構築するなどの工夫が必要でしょうね。

 次に、応募することを楽しめるような企画が、もっと大切になってくるでしょう。たとえばゲームをしているうちに、いつの間にかその企業のことも知り、プレゼントにも応募しているとか。

 さらに、もっと企業の温かみを感じさせる手法も、これから大事になると思います。協賛企業がプレゼントなどを用意するのは、いうまでもなくその企業のファンになってもらい、商品の売上を伸ばすことが目的です。カンタンに応募できる一方で、よりユーザーに提供企業への親しみを感じてもらい、その企業のコアなファンに育ってくれるような企画が求められていると思います。

 また、iモードのような、日本独自の発想による新しいサービスがあってもいいですね。これまでのインターネットというのは、結局のところはアメリカの発想を、多少手直ししただけのモノがほとんどです。ネットショッピングにしても、広い国土ゆえに通販が当たり前のアメリカの発想が、店員とコミュニケーションし、タイムサービスの安売りを待つ日本の主婦に通用するわけがないでしょう。

 そして、インターネットが広告ビジネスから脱却し、メディアとして独立するためには、たとえば応募1回100円とか、有料で提供できるだけの情報やサービスを用意できるサイトが出現することも、そろそろ必要になっているのかもしれません。企業と、そのお客様との橋渡しをしながら、同時にメディアとしての責任や独立性を醸成する……。ネット懸賞サイトは、そんなことを求められる時代に入ったように思いますね。

識者の声
公募ガイド社 取締役本部長
 川原和博氏

「有料化」が今後のキーワードだという川原氏。広告収入だけに依存している懸賞サイトの将来には悲観的な見方をしている

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