ITmedia
Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
Home News Enterprise AnchorDesk Mobile PCUPdate LifeStyle Games Shopping Jobs
Security | Developer | Case Study | Survey | IT Premium | Mail Magazine | ケータイ・サービス
用語辞典 | ソフトバンクの出版物 | Site Map | Ranking » Top30
表紙

Click Here!
高速インターネット入門
14万人のインターネット大調査
WEB OF THE YEAR 2002
ホームページ作成講座

Yahoo! Internet Guide 2003年10月号 2003年10月9日(木)
さらば、インターネットの不安たち

 もちろん、犯罪性を含む内容についても同様だ。たとえば爆弾の製造法を掲載したりするのは禁止されているし、違法な薬物などを販売しているサイトにリンクを張るなどといったケースでも警告を受ける可能性がある。著作権的に問題のあるコンテンツの公開もしてはいけない。そのほか他人の名誉を傷つけたり、誹謗中傷するコンテンツ、個人情報の公開なども禁止されている。

 このようなコンテンツは、ウェッブページの形として一般に公開せず、FTPサーバーに置いておくだけでも、ファイルの削除やサービスの利用停止を求めてくるプロバイダが大半だ。

 利用規約には、基本的にどのようなコンテンツが警告や削除の対象になるか記載されているので、自分が公開を考えているコンテンツが利用規約に抵触しないかどうか、面倒でもあらかじめしっかり確認しておこう。

 一方、自分で立てたサーバーでウェッブを公開する場合は、プロバイダからの警告はない。しかし、プロバイダで禁止されているコンテンツには、それなりの理由がある。リスクを少しでも軽減するために、事前にいくつかのプロバイダが提示している指針を参考にしておいた方がよいだろう。

画面 これは無料ホームページを提供しているYahoo!ジオシティーズの利用規約のページ。ちょっと面倒ではあるが、利用を開始した時点で規約に同意したことになるので、あとから知らなかったと言い訳はできない。利用する前には必ず目を通しておこう

こんなリンクの張り方はダメ!

 自分で作っているサイトから他人のサイトへリンクを張る場合も気を使っておいた方がいい。通常は他人のサイトへリンクを張るのに連絡の必要はないという見解が一般的ではあるものの、いまだ議論が続いている。

 商用サイトの場合、トップページではなく個々の記事ページへリンクを張る場合は連絡を求めるなどの制約を設けているケースもあり、対応はさまざまだ。たとえばニューヨークタイムズなどは、どこにリンクを張ってもOKだが、リンク先が突然消えてしまう可能性もあることを了解したうえでリンクを張ってくれ、という姿勢を打ち出している。また日本新聞協会は、リンクをする場合は各新聞社に連絡するようにとの見解を示している。

 昨年末には、ニュースの見出しとリンクを引用して配信するシステムの運営元に対し、新聞社が著作権の侵害として訴訟を起こしたケースもある。ニュースの見出し自体を著作物と見なす考えもあり、取り扱いには注意が必要となる。これについては、相手のサイトの性質を考えて対応を検討した方がいいだろう。心配ならばリンクは張らない、もしくはトップページのみで済ませておくのが無難ではある。

 個人サイトへリンクを張る場合、リンクの張り方によっては相手先に迷惑がかかることもあるので気をつけよう。たとえば相手が転送容量による課金システムを採用したサーバーを使っている場合、リンクが張られたことでアクセスが集中し、膨大な料金を取られてしまうなんてケースもある。

前 さらば、インターネットの不安たち 12/13 次


SEARCH
@IT sbp 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 採用情報 | サイトマップ | お問い合わせ
ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。