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Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
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YIG Yahoo! Internet Guide 2000年5月号より
#003 - IP接続サービス High Speed Access

ISDNの常時接続料金を
4500円に値下げ

「IP接続サービス」(以下、IP接続)は、一つの契約で2回線利用可能なISDNの1チャンネルをインターネットの疑似的な常時接続に利用しようというものだ。ISDNなので、通信速度は、最高で64Kbpsまでとなっている。「高速インターネット入門」と銘打った記事には似つかわしくないが、個人を対象にした、初の“つなぎっぱなし”サービスということで、取り上げてみた。

 さて、このIP接続、いわゆるSOHO*1やヘビーユーザーにとっては、待ちに待ったサービスといえるだろう。とくに終日ネットにアクセスする必要のある人は、インターネット接続の電話代だけで月額2万〜3万円程度は、あっという間に使ってしまう。それが8000円の定額で利用でき、今回の値下げ発表では5月からは4500円になるのだから、これほど喜ばしいことはない。

2900円の新メニューは
かなり狭い地域に限定か

 また、今回の値下げと同時に2900円というメニューも加わることになった。ただし、このメニューはプロバイダ側がこのサービスに対応しないと利用できない。では、プロバイダはこのサービスに対応するのだろうか? 答えは半分イエスで半分ノーだ。この2900円のメニューに対応するためには、ユーザーの回線が収容されている最寄りの電話局まで独自の回線を用意しなければならない。そして、さらに局内にIP接続用に改造されたリモートアクセスサーバー(RAS)を独自に設置する必要もある。これらの設備を用意するには、相当なコストがかかると予想される。果たして、このような状況でユーザーが納得できる料金で提供できるかどうかは、はなはだ不透明だ。とはいえ、DION、OCN、ODN、東京電話インターネットなどのプロバイダは、運営母体が長距離・国際などの電話会社*2なので、電話局までの回線設備はすでに用意されている。もし、2900円メニューに対応したサービスを真っ先に実施するプロバイダが現れるとしたら、このようなプロバイダからではないだろうか。しかし、すべての電話局で一気に対応することは難しいと考えられる。初めのうちは、かなり地域を限定したサービスになる可能性が高い。

IP接続ユーザーの声

初期費用と料金に好感 速度にもおおむね満足

 女性向けのコンテンツ提供会社に在宅勤務している中川あえかさんは、1日に平均して9〜10時間はパソコンに向かっている。ホームページの制作や管理が主な仕事というだけあって「仕事中はほとんどネットに接続しっぱなし」だ。IP接続に切り替える前は、通常のダイヤルアップ接続*3を利用しており、電話代だけで月額3万円を支払っていたという。IP接続で「接続コストが大幅に短縮できた」と喜んでいる。プロバイダはOCN。昼夜関係なく、ほぼISDN回線の帯域いっぱいの通信速度が確保されて満足している。また、初期導入コストの点でもいままで利用していたTA*4がそのまま利用できた。工事費用が2000円だけで済んだのもIP接続のよい点だという。

●IP接続サービス、5月からの変更点 ※変更日が5月の何日かは未定

現行 変更後
料金 8000円 4500円
提供地域 東京都新宿区、渋谷区、大田区
大阪府大阪市北区、中央区、吹田市
東京23区
大阪府下の市制地域
収容局単位の接続(2900円) 収容局ごとに対応
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