次に基本的な設定をしよう。Apache全体に関する設定は、インストールフォルダ内の「conf」フォルダに格納されている「httpd.conf」というファイルを修正して行う。
ほとんど修正しなくてもそのままサーバを運営できるが、注意しておきたいのは、HTMLファイルの置き場所(ドキュメントルート)だ。初期設定では、インストールフォルダ内の「htdocs」フォルダが指定されている。変更したい場合は、以下の手順での修正が必要になる。2カ所の修正が必要となるので、忘れずに修正しよう。
なお、ユーザー認証やCGIなどを利用する場合の設定方法については、後述する。
「D:\Apache\conf\」内にある「httpd.conf」をテキストエディタで開く。300行目付近にある「DocumentRoot」を見てみよう。ここで指定された場所がHTMLファイルを置く場所となる。変更したい場合は、ここを書き換える。注意点としては「\」でなく「/」を使うこと、最後に「/」を付けないことだ。また、320行目付近の「」にある指定も同じように変更しよう。なお、ここでは初期設定のまま利用することとする。設定が終わったら、Apacheを起動しよう
ウェブサーバでホームページを公開するには、HTMLファイルを指定の場所に置かなくてはならない。置き場所は先ほど指定した通りのフォルダになる。フォルダ内に別のフォルダを作成することもできる。
初期設定のまま利用する場合は、フォルダ内にサンプルのHTMLファイルなどがある。すべて消してから利用しよう。