ISP編 |
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接続するたびに IPアドレスが変わる |
ADSLは常時接続だが、接続するたびにIPアドレスが変わる方式のところがほとんど。サーバを構築するのにはあまり向いていない。だが、サービスやISPを変えれば固定IPアドレスを利用できる。
ただし、固定IPアドレスはあくまでオプションサービスであるため、料金が余分にかかる。例えばBIGLOBEのイー・アクセスを利用するプランの場合、初期費用8000円、月額3500円のオプション料金を追加で支払うことで、固定IPアドレスが利用可能だ。また、フレッツ・ADSLを使うことで固定IPアドレスが利用可能になるISPも多い。
接続編 |
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ADSLが頻繁に切断されてしまうのを 何とかして直したいんだけど…… |
ADSLがときどき切断する理由はいくつかある。まずは、モデムの電源をいったん切ってから数分後に再度投入してみよう。それだけのことで改善されることがままある。ルータタイプやブリッジモデムの場合は、電源が入りっぱなしになっていることが多い。ADSLモデムは精密な機器であるため、動作するときに発生する熱で動作が不安定になることがあるのだ。
電話が着信したときに切断してしまうのであれば、保安器が原因であることが多い。保安器の型番が「6PT Ver1」なら間違いないだろう。NTTに連絡して保安器を取り換えてもらおう。ただし、保安器の交換には7300円かかる。しかも状況が改善されなくても返金されないので注意が必要だ。
電話の着信と関係なく切断される場合は、モデムのファームウェアをバージョンアップしよう。新しいバージョンでは、ノイズに強くなったり不具合が修正されたりしているのだ。バージョンアップの情報はISPのサイトで公開されている。
また、AMラジオや電化製品からのノイズの影響を受けている可能性がある。モデムをそれらの機器からなるべく遠ざけるようにしよう。
- モデムのファームウェアのバージョンアップ情報は、ISPのサイトで確認できる
接続編 |
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昨日まで使えていたのに 今日になって急につながらなくなってしまった |
つながらないと思ったら、モデムのランプの状態を確認しよう。
モデムの機種によってランプの名称は異なるが、すべて正常の状態ならばインターネットには接続できている。問題があるとすれば、アクセスしようとしたサーバか、パソコンのどちらか。別のホームページを見ようとしても接続できない場合は、パソコンに原因がある。新しいソフトをインストールしたときや、ウインドウズの設定を変更したときに起こりやすい。変更した部分を重点的にチェックしよう。また、パーソナルファイアウォールが原因であることも多いので確認しよう。
ランプが点灯していない場合は、まずモジュラーケーブルが抜けていないか確認。正しく接続できているなら、次に電話が使えるかどうか試してみる。電話が使えないときは電話回線のトラブルなので、NTTに連絡して直してもらおう。
使えるときは、モデムの設定ミスか故障、あるいはISPのトラブルだ。ランプの状態によって判別できるので、モデムのマニュアルをよく読もう。ISPのサポートセンターに連絡して、トラブルに対処してもらうのもいいだろう。何度電話をかけてもサポートセンターにつながらないときは、ISPでトラブルが起きて苦情が殺到していると考えていい。
- イー・アクセスのサイトには、トラブル発生時の対処方法が出ている。いざというときのために、あらかじめ保存しておくと便利だ
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