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ネットランナー 2002年5月号 2002年4月25日(木)
速度編
イラスト
パソコンショップで売られている
ノイズ対策製品を導入すると高速化するの?

 ADSLは、音声通話に利用されない高周波数帯域を使っているため、ノイズの影響を受けやすいといわれている。逆にいえば、ノイズを除去すれば速度向上につながるはず。そこで、パソコンショップで販売されているノイズ対策製品を導入して、効果を検証してみた。

 実験には8MbpsのADSL回線を利用。モジュラーケーブルが10メートル、モデムがACアダプタのそばにある状態から、条件を1つずつ変えて計測した。その結果は左表の通りだ。

 モジュラーケーブルを短くした程度では微々たる効果しか見られない。だが、モデムとACアダプタの距離をとったりノイズ対策製品を導入したりすると効果が見られる。ノイズ対策をすべて行った状態では100Kbps以上スピードアップしている。

 5500Kbps以上の速度が出ている環境で100Kbpsでは大した効果がないと思うかもしれない。だが、もともとのノイズが多く速度がほとんど出ない環境では効果的だ。ノイズ対策製品は、高くても2000円程度。一度試してみる価値はある。

ノイズ対策を行ったときの速度の変化
ADSL接続環境 下り速度 効果
最初の状態(モジュラーケーブル10メートル、ノイズ対策製品なし、モデムが電源のそば) 5668Kbps
(1) モジュラーケーブルを3メートルに変更 5568Kbps

5589Kbps
21Kbps
(2) モジュラーケーブルをノイズ対策製品(3メートル)に変更 5568Kbps

5653Kbps
85Kbps
(3) モデムを電源から離れた場所に移動(ほかの条件は最初の状態) 5568Kbps

5653Kbps
85Kbps
(4) ノイズフィルタを使用(ほかの条件は最初の状態) 5568Kbps

5643Kbps
75Kbps
(5) ノイズ対策スプリッタに変更(ほかの条件は最初の状態) 5568Kbps

5616Kbps
48Kbps
(6) モデムを電源から離れた場所に移動し、3メートルのノイズ対策モジュラーケーブル、ノイズフィルタ、ノイズ対策スプリッタを使用 5568Kbps

5696Kbps
128Kbps
※モデムに表示されるリンク速度(下り速度)で計測

検証に用いたノイズ対策製品
Photo IGM-FSAC-SP●メルコ
表の(5)と(6)で使用したノイズ対策スプリッタ。Annex AとAnnex Cの両方に対応している。ADSL回線のノイズ除去よりも電話機側のノイズ除去に適している。落雷時によるモデムの故障を防止する雷サージ機能を内蔵。実勢価格は1800円
Photo ACC-203S●ミヨシ
表の(2)と(6)で使用したモジュラーケーブル。ノイズキャンセル効果を持つツイストコードと、周辺からのノイズをカットするシールドを採用している。3メートルの製品で実勢価格は800円
Photo ANF-D01●ミヨシ
表の(4)と(6)で使用したノイズフィルタ。スプリッタとADSLモデムの間に接続して使用する製品だ。照明器具や家電製品からのノイズや放送波の影響を最小限にしてくれる。実勢価格は1500円。さらにノイズに強いフィルタ「NTF-22」もある
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