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ネットランナー 2002年5月号 2002年4月10日(水)
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 PART2
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駅やホテル、ファストフードショップにも
外出先からネットに接続できる
ホットスポットガイド

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ついに4月から商用サービスが始まったホットスポットは、駅やお店などに設けられたアクセスポイントからネットに接続できるサービス。ここでは、ホットスポットの技術や、全国ホットスポットマップ、気になるセキュリティに関する情報をお届けするぞ。早速ノートパソコンを持ってホットスポットに出かけよう

どこからでもネットに
接続できるホットスポットサービス登場
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 ホットスポットとは、インターネットに接続された無線LANのアクセスポイントを人が集まる場所に設置して、ノートパソコンなどからネットに接続できる環境を提供するものだ。

 アクセスポイントの設置場所として候補に挙がっているのは、駅構内や空港ラウンジ、喫茶店、ホテルロビー、さらには街頭など、人の集まる場所だ。東京都内や大阪などで実証実験が行われており、今年の4月からモバイルインターネットサービス(MIS)がサービス提供を開始した。

設置する側のメリットは?

 ホットスポットは、アクセスポイントを設置する場所を提供する側と、回線周りのインフラを提供する側の両者にメリットがある。

 アクセスポイントの場所を提供する側のメリットは、店舗などがホットスポットになることにより付加価値が高まり、集客率が上がるということだ。アクセスポイントの設置料金はインフラを提供する業者によってまちまちだが、日本モバイルインターネットサービス(以下MIS)はアクセスポイントを無料で設置している。

 インフラを提供する側は、ホットスポットサービスの料金を利用者から取ることができる。また、アクセスポイント設置にかかる経費は「高くても1局約50万円、5億円で1000局置ける」(MIS代表取締役・真野浩氏)と比較的安いのも利点だ。現在、インフラを提供しているのは、商用サービスを開始しているMIS、サービス開始に向けて実験中のNTTコミュニケーションズや日本テレコム、ノキア、NTTドコモだ。また、NTT東日本やNTT西日本も、ホットスポットサービスへのインフラ提供に向けて実験を開始する。

モバイルはこう変わる!

 最終的には、大都市の駅なら数分も歩けばホットスポットにアクセスできる環境が整うだろう。接続サービスも当面はIEEE802.11bの予定だが、普及に従って11a、または11gの高速環境が展開される見込みだ。そうなれば、コンテンツ会社からもさまざまなサービス提供が可能になる。

 まず考えられるのは、高速で大容量のストレージサービスの提供だ。これは現在も実用化されているが、ホットスポットでどこからでもダウンロードできるようになれば、さらに便利に使える。出張時などにデータをサーバにアップロードしておいて、外出先からダウンロードして使うといったことが考えられるだろう。

 次に予想されるのは、電池の活動時間が長く、持ち歩きに便利なPDAの進化だ。ホットスポットを通過するだけでメールチェックを行ってくれるPDAなどが出現し、普及していくだろう。

 そして、通話にIPプロトコルを使うモバイルIP電話があれば、電話の基地局ではなく、ホットスポットに電話を接続することが可能になる。モバイルIP電話と定額料金のホットスポットが組み合わされれば、月々の携帯使用料に悩む若者の救世主となるに違いない。


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