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ネットランナー 2002年10月号 2002年9月26日(木)
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PART2 ビデオテープやレコードが劣化しない
デジタル化して永久保存

アナログビデオやカセットテープなどのアナログデータは、利用しているうちに画質や音質が劣化してしまう。しかも保存にスペースを取る上、視聴するにも手間がかかる。それならいっそのことデジタル化してパソコン上で保存してしまおう。アナログビデオからDVDビデオを作成し、カセットテープやレコードから音楽CDを作るのだ。デジタルデータなら扱いやすいし、保存場所にも困らないぞ!
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アナログビデオをデジタル化する

 テレビを録画したりビデオカメラで撮影したりした映像を、ビデオテープに保存して押し入れに眠らせている人は多いだろう。だが、ビデオテープはサイズが大きく、保存には適していない。保存状態が悪いと、ノイズだらけになっていたり再生中にテープが切れてしまったりする。そんなデメリットを解決するために、アナログビデオの映像をデジタル化しよう。

 アナログビデオのデジタル化には、映像の取り込みが必要だ。キャプチャカードなどの機器が必要になってくるが、いくつかの選択肢がある。

 まず、メディアコンバータを使い、IEEE1394経由でDVキャプチャをする方法。高画質に取り込める上、映像の編集もしやすい。だが、メディアコンバータとIEEE1394インタフェースなどで3万円ほどの出費が必要だ。さらに、大量のハードディスク容量が必要なため、RAIDを組むなどの対応が必要となる。結果として、7万円ほど費用がかかる。

 2つ目は、ハードウェアエンコードのMPEG2キャプチャカードを使う方法。映像はきれいだが、編集がしにくい。キャプチャカードも3万円以上するものが多い。もちろん画質にこだわればこだわるほど、キャプチャカードの値段は高くなり、10万円を超えるものも珍しくない。

 最後に、1万円程度で購入できる安価なキャプチャカードを使った方法がある。手間はかかるが、費用をあまりかけずに済むのがうれしい。今回は、この方法を紹介しよう。

 さて、パソコンに取り込んだ映像の保存方法としては、DVDビデオ、MPEG4ファイル、ビデオCDといった形態が考えられる。

 DVDビデオは高画質だが、作成に時間がかかる。DVD‐Rメディアだって高価だ。また、DVDプレイヤーがないと視聴できない。それに比べると、ビデオCDはCD‐Rメディアで作成できるので安くできる。作成するのに時間もかからない。だが、画質が劣る上、1時間しか収録できない。

 MPEG4ファイルはパソコンで扱う分には便利だが、逆にパソコン以外では視聴できない。それぞれに一長一短があるので、目的に応じて保存方法を使い分けよう。

アナログビデオの保存方法を比べよう
DVDビデオ
メリット  デメリット
●高画質なまま保存できる
●DVDプレイヤーで再生できる
●メニュー画面を作成できる
●メディアがあまり安くない
●作成に時間がかかる
大事な映像をきれいなまま保存したいときに便利
MPEG4ファイル
メリット  デメリット
●動画ファイルとして保存するので、パソコンで扱いやすい
●ファイルサイズが小さい
●比較的高画質なまま保存できる
●現在のところパソコンでしか再生できない
●再生するのにCPUパワーが必要
映像をデータとして整理したいときに便利
ビデオCD
メリット  デメリット
●CDなのでほとんどの環境で利用できる
●作成にかかる時間が短い
●メディアが安い
●多くのDVDプレイヤーで再生できる
●画質があまりきれいではない
●ファイルサイズがMPEG4より大きい
環境を選ばないので頻繁に視聴する映像に便利

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