アナログビデオからDVDビデオを作成する場合、いくつかの手順を追う必要がある。まず、アナログビデオをキャプチャして映像ファイルを作成。次に、取り込んだ映像を補正し、MPEG2ファイルとして出力する。最後にDVD‐Rに書き込めばDVDビデオの完成だ。最後のDVD‐Rへの書き込み手順は、本誌57ページで紹介したので、ここではMPEG2ファイルの作成までをやってみよう。
アナログビデオのキャプチャには、キャプチャカードが必要だ。1万円程度の安い製品でかまわないので手に入れよう。キャプチャ作業は「AVICap」で行うが、無圧縮で保存するのは現実的ではない。そこで「Indeo Video」コーデックを使って、圧縮しながら映像の取り込みを行う。なお、音声を正しく取り込むためには「音量コントロール」の「録音」でラインインを選択して、音量を調整する必要がある。
映像の補正とMPEG2へのエンコードには「AviUtl」と「bbMPEG」を使用。両者の間でデータを渡すために「FrameLoader」プラグインを導入しておこう。
なお、映像のキャプチャ時に出来上がるAVIファイルは、1分間で約180Mバイト。2時間で約20Gバイトとなる。ハードディスクに空き容量があることを事前に確認しておこう。