レンタルサーバのスペックを比較していると、プログラミング言語以外にもさまざまな専門用語が書かれている。ディスク容量や料金だけを比較して選べば簡単だが、せっかくドメインを取ってレンタルサーバを利用するのであれば、自分の目的に合った快適なレンタルサーバを見つけたい。自分の運営したいサイトには、どんな機能が必要なのかを見極めるためにも、スペックの見方はとっても重要だ。また、その機能が使えることによるメリットやデメリットを知っておくことも、最強のレンタルサーバ選びには欠かせない。
多機能なサーバであれば、利用料も高くなるし、最低限のスペックだけであれば、1000円以下で利用できるサービスもある。当然あらゆる機能を使えた方が便利なのだが、全く必要のない機能のために、高い料金を払うことはないので、まずは自分の必要とする機能はどれかピックアップしておこう。
ディスク容量はどのくらい必要か、メールアカウントはいくつ利用したいかといった基本スペックはもとより、ショッピングサイトならショッピングカート機能や電子決済がある方が便利だし、ストリーミング配信をしたいなら、対応していなければ意味がない。
今の時点で必要のない機能でも、将来的に追加する予定の機能があれば、最初からスペックに含まれている方がいいだろう。オプションで利用できると、必要になった時点で追加できるのでさらに便利だ。
最強のレンタルサーバを選ぶためには、まずスペックの見方をマスターしよう!
データ転送量はトラフィックとも呼ばれており、アクセスごとにサーバから読み出すデータ量のことを指す。ほとんどのサービスはこの量を無制限に設定しているが、場合によっては制限されていることもある。転送量が増えると、サーバへの負担が大きくなり、パフォーマンスが低下するためだ。一定量を超えると追加料金が発生することもある。
例えば、公開しているホームページのファイルサイズの合計が1Mバイトで、1カ月に1000人が全ページを見た場合、1Mバイト×1000ページビュー=約1Gバイトの転送量があることになる。
データ転送量が制限されている場合は、自分のサイトのアクセス数とファイルサイズを計算し、転送量の概算を知っておいた方がいいだろう。
データ転送量が無制限の場合も、転送量が多くなると、専用サーバや上位プランへの移行を勧められることが多い。