telnetは、離れた場所にあるサーバを遠隔操作するためのもので、コマンドベースで処理を行うことができる。
telnetが利用できれば、CGIのモジュールをインストールしたり、デバッグをしたり、サーバにファイルを置いたままテキストエディタで書き換えができる。プログラムがうまく動作しない場合に、エラーメッセージを読むことができるというメリットもある。CGIなどのプログラムを頻繁に使うユーザーはtelnetが利用できた方が便利だろう。
ただ、telnetが利用できるサーバでは、悪意あるユーザーによってパスワードが盗まれたりする危険性もあるため、最近ではtelnetの利用そのものを禁止している場合が多い。
しかし、SSHに対応しているサーバであればパスワードなどのデータを暗号化して送れるので、高い安全性を保ったまま、telnetと同じようにサーバの遠隔操作が行える。SSHを利用する場合はTamTermなどのSSH対応のクライアントソフトを利用しよう。
5〜6年前までウイルスの感染経路といえば、FDやMOなどのメディアを媒介とするものが多かったのだが、最近は一般にもインターネットが普及し、ネットワーク経由の感染が増えている。メールからの感染は90%以上ともいわれており、特に気をつけなければならない。
ウイルス対策は、クライアント側でウイルスソフトをインストールし、自己防衛をするのが前提だが、サーバにウイルスチェック機能があれば、一段と安全性が高まる。メールを受信する前にチェックを行ってくれるので、万が一感染したメールがサーバに届いても、自分のパソコンが感染する危険性は低くなる。
当然、ISPのメールなど、ウイルスチェックに対応していないメールを受信する場合や、メール以外からの感染経路も考えられるので、ユーザー側のパソコンにもウイルス対策は必要だが、感染の危険性はかなり低くなるだろう。
業者によっては、受信メールのみウイルスチェックを行うものと、送受信メールのどちらも行うものとがある。当然、自分のパソコンが感染していなければ、送信メールにもウイルスが含まれることはないので、受信時のチェックだけでもよさそうだが、万が一ほかの経路で感染していた場合、気づかないうちにウイルスメールを送信してしまう恐れがある。送信メールのチェックにも対応していれば、ウイルス感染していた場合には、送信者に警告メールが送られるので、自分のパソコンが感染していることも分かる。
なお、ウイルスチェックサービスは、今のところ有料のオプションサービスとして提供されていることが多いが、標準機能として無料で提供されていることもある。大量のメールをやり取りする場合は、できるだけ利用したい機能だ。