IEでは、閲覧したページのファイルをハードディスク上のキャッシュフォルダに保存し、次回表示する際の読み込み速度を高速化している。ブロードバンド環境では読み込み速度はあまり気にならず、ハードディスク領域の無駄だと思われるかもしれないが、このキャッシュにはほかにも利点がある。
ウェブサーバ上から削除されてしまって二度と手に入らないファイルなども、一度表示していればキャッシュに保存されているのだ。画像掲示板やアップローダなどを利用していると、一度見たファイルが次に訪れたときには流れていて「あのとき保存しておけば」と後悔することがよくあるが、そんなファイルもキャッシュを探せば見つかることがある。
ただし、IEのキャッシュのファイルパスは、元のURLとは関係のないものになっていて、特定のURLのキャッシュファイルを見つけるのが難しい。URLを基にキャッシュファイルを検索したいときは「IEキャッシュ検索ツール(仮)」を使おう。
「検索URL」のコンボボックスに検索したいURLを入力して「検索開始」ボタンを押すと、該当するキャッシュファイルを検索してファイル名とURLが下のリストに表示される。このURLにはワイルドカードが使え、特定のサイトのファイルや特定の拡張子のファイルをリストアップすることもできる。早速、IEのキャッシュをあさってみてほしい。お宝ファイルが見つかるかもしれないぞ。