「Process Controller」は、アプリケーション(プロセス)の実行管理を行い、ソフトが勝手に強制終了するのを阻止するツールだ。
もともとは、不特定多数が利用するパソコンで、利用を禁止したいアプリケーションがある場合や、逆に終了しては困るアプリケーションがある場合などに使うツールだ。この機能を応用すれば、P2P系のツールを使っている場合に、万が一強制終了してしまったとしても自動的に再起動させることが可能になる。家族で共用しているパソコンなどでは、家族が勝手にP2P系ツールを強制終了させてしまうこともあるだろう。そんな場合でも、このツールを使えば安心して外出できるぞ。
また、邪魔なツールの起動を禁じることも可能だ。だれかがネットワークゲームなどを起動してP2P系ツールの処理能力を奪ったり、ムダに帯域を消費することを未然に防ぐことができるのだ。さらに、ウインドウズ自体の終了も阻止できるので電源を勝手に切られることもなく、安心感は倍増だ。このようにして使うことで、極めて安定した常時接続環境を構築できる。ファイル共有ソフトを使っている人は、ぜひお試しあれ。
1. サービスとして常駐しているため、設定画面を表示するには「Shift」+「Alt」+「Insert」を同時に押せばいい
2. まずは、終了させたくないソフトを起動する。次に、「制御内容」の「終了プロセスを監視する」にチェックを入れる
3. 「現在起動中のプロセス」から終了させたくないソフトを選択する。表示されていない場合は「更新」をクリック。選択したら「↓」をクリックする
4. 「終了を監視するプロセス」に加わっているのを確認
5. 「設定登録」をクリックして「終了」をクリックすれば設定完了だ。終了させても自動的に再起動するようになる