5. 「Colors」欄の「Primary」が字幕の文字色になる。デフォルトは黄色になっているので、変更してもいい。文字色を黒にするならアウトラインは白・灰色になるだろう。「Outline」で色を選択する。「Margin」は、上下左右の字幕を表示しない領域を指定する。パソコンでの再生ならデフォルトの「30」でちょうどいいが、テレビで見るならもう少し多くした方が安全かも
6. あとは普通にVirtualDubでAVI出力するときと同じようにコーデックを指定する。オーディオはそのままでいいなら「Audio」メニューで「Audioを変更せずコピー」を選択。ただし、ビデオは必ず「Video」メニューから「再圧縮[完全]」を選び、「CODEC」で圧縮コーデックを指定する。ここでは「DixV 5.03 Codec」で行う
7. ビットレートなどの設定が終わったら「ファイル」メニューの「名前を付けてAVIを出力」で圧縮を開始する。圧縮後(右側)のプレビューに字幕が入っているのを確認しよう
8. コーデックさえインストールしてあれば、字幕表示用ツールが入っていなくてもきちんと字幕が表示される。なお、文字が間違っていた場合などは、「.ssa」ファイル内の文字を直して再圧縮する必要がある。字幕文字のフォント、文字色を変える場合も再圧縮が必要
上では動画内に字幕の情報を埋め込んだが、専用のツールで動画の上に字幕を重ねて表示する方法もある。こちらの方が、動画内に埋め込んだ場合に比べて、字幕を消すことができる、動画サイズを変更しても字幕文字の大きさを設定できてきれい、フォント・フォントサイズを見ている側で自由に設定できる、などの利点がある。ただし、VobSubなどのツールをインストールしていないと、字幕は全く表示されない。ファイル名に「(字幕付き)」と書いても、見る人にVobSubなどの知識がないと字幕が表示されないので注意。
1. 「スタート」メニューの「VobSub」フォルダにある「SubMux」を起動する。SubMuxのウインドウにAVI動画ファイルとSSAで作成した「.ssa」ファイルをドロップし、「Mux」ボタンを押して保存する
2. 字幕入りのAVIファイルをプレイヤーで開くと、タスクトレイに緑色のアイコンが表示される。右クリックして「DirectVobSub」を選び、「Text Settings」で日本語フォントを、「文字セット」に「日本語」を選ぶ