海外には便利なツールがたくさんあるが、インタフェースが英語であることが多いため、なかなか使いこなせずに困っている人が多い。だが日本語化パッチがあれば、インタフェースが日本語になる。人気のあるソフトにはたいてい日本語化パッチが登場している。
多くの場合、日本語化パッチを作るのに、プログラムの知識は不要だ。ツールの使い方さえマスターしておけば、必要なのは翻訳する能力だけだ。
日本語化パッチの作成には、「Res ource Hacker」と「WDiff」を利用する。Resource Hackerは、実行ファイルのインタフェースなどを変更するためのツールだ。英語の部分を日本語に書き換えていくだけで、インタフェースが日本語化された実行ファイルが出来上がる。
ただし、「EXE compressor」と呼ばれる、実行ファイルのサイズを圧縮するツールが用いられている場合は、Resource Hackerで編集できないのであきらめよう。
1. 日本語化するファイルをコピーして、バックアップを取っておこう。今回は「eSVNC」の「winvnc.exe」を日本語化してみる
2. Resource Hackerを起動。メニューの「ファイル」→「開く」を選んで、日本語化するファイルを指定する