コーデックは基本的に動画プレイヤーに付属しているので、ソフトをインストールすれば自動的に利用できるようになる。ウインドウズには標準で「ウインドウズメディアプレイヤー(WMP)」がインストールされており、多くの動画ファイルはWMPで再生できるはずだ。WMPの最新バージョンは9で、従来の7や8と比べると動作が軽いのが特徴だ。WMPならコーデックさえ入っていれば、ほとんどのAVI形式やMPEG形式の動画を再生できるので、メインのプレイヤーとして十分機能するだろう。
WMP以外には、ストリーミングに対応したRM形式を再生できるRealPlayerや、MOV形式を再生できるQuickTimeプレイヤーがある。この2つは扱う機会が多いので、ぜひインストールしておこう。
基本的にこの3つのプレイヤーをインストールすれば、ほとんどの動画は再生できるはずだ。しかし、最近ではDivX5形式の動画ファイルが増えてきている。DivX5は高画質・高圧縮率が特徴のコーデックで、特に長時間の動画ファイルなどは容量を抑えることができるのでメリットが大きい。動画が再生されないというトラブルに見舞われたら、まずはDivX5のコーデックを追加してみよう。
さらに、MPEG2のコーデックも追加しておきたい。MPEG2はDVDに使用されている形式で、ファイルサイズは大きいが高画質なのが特徴だ。既にDVD再生ソフトがインストールされていればMPEG2のコーデックが入っているはずだが、ない場合は市販のDVD再生ソフトやMPEG2のコーデックを追加しよう。これだけそろえておけば、大半の動画ファイルは問題なく再生できるはずだ。それでもまだ再生できない動画がある場合は、次のページ以降で紹介する方法で必要なコーデックを追加していこう。
まずはウインドウズメディアプレイヤー9を使ってみよう |
Windows Media Player 9 日本語版(Windows XP用)
作者:マイクロソフト
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AVIやMPEGをはじめ、WMVやASFなどのストリーミング形式に対応したウインドウズメディアプレイヤー9。起動時間が旧バージョンに比べ圧倒的に短くなり、操作性も向上している。メインプレイヤーとして十分使えるソフトだ
CD-ROMに収録されているDivXはフリーウェアだが、公式サイトからは有料のPRO版がダウンロードできる。PRO版はエンコード時にフル機能が使えるが、動画を再生するだけならフリー版で十分だ。ちなみにAdware版はPro版と同機能のフリーウェアだが、スパイウェアをインストールするので注意しよう
DivX 5.03のインストーラでは、コーデックだけでなく「DivX Player 2.0」というプレイヤーをインストールすることができる。ただし、使い勝手はあまりよくない。コーデックさえあればWMPなどのプレイヤーでもDivXは再生できるので、特にインストールする必要はないだろう
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