エクセルやワードのファイルには、ファイルを開いただけでは表示されない情報が書き込まれている。ファイルのプロパティで見れば、ファイル作成者の名前がばっちり載っているのだ。
社内告発文書をワードで作って誰が作ったのか分からないようにばらまいたつもりが、実は自分の名前が入っていた……なんてことにもなりかねない。あらかじめファイル作成者の名前を変更しておこう。
1. メニューの「ツール」→「オプション」を選ぶ
2. 「全般」タブを選択。「ユーザー名」を問題のないものに変更しよう
パソコンがインターネットに常時接続されている場合、セキュリティホールを突いた攻撃を受ける危険がある。ウインドウズアップデートをまめに実行して、セキュリティホールをふさいでおいた方がいい。
ウインドウズXPには、ウインドウズアップデートを自動実行してくれる機能がある。設定によっては、ダウンロードだけでなくインストールまで自動的に完了する。ハッカーやウイルスにやられないように、しっかり設定しておこう。
コントロールパネルの「システム」で「自動更新」タブを選択。「コンピュータを常に最新の状態に保つ」にチェックを入れる。「設定」は「更新を自動的にダウンロードして、インストールの準備ができたら通知する」がお勧めだ
ウインドウズXPでは、ユーザーが意識しないところで、さまざまなソフトがサービスとして動作している。サービスとは、ウインドウズ起動時に自動的に実行され、ユーザーが意識しなくても処理を行う機能のことだ。サービスで動作しているものとしては、ルータからIPアドレスを自動取得するDHCPクライアントなどがある。
ただし、ウインドウズXPの初期設定で動作するサービスの中には、セキュリティ上問題があるものもある。スタートアップで動作しないように設定を変更した方がいい。次のページに、設定を変更した方がいいサービスを挙げておいたので参考にしてほしい。ただし、パソコンの用途によっては、止めてはいけないものもあるので注意しよう。