PART 3 |
マウントからCD化や形式変換まで全テクニック紹介 |
イメージファイル超活用でどんなCDでもコピー可能!
CDやDVDをイメージファイル化すると、通常のライティングソフトで複製不可能なCDをハードディスクから直接起動したり、不具合を回避しながらCDに焼き戻すことができる。ここではあらゆる形式のイメージファイルを再生し、コピーしまくる方法を紹介する。これを読めばイメージファイルを使ったことがない人も、その利点が分かるはず。イメージファイルを骨までしゃぶり尽くせ!
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CD-ROMやDVDをイメージファイル化した場合、データをリッピングしたときと最も違う点は、仮想ドライブにマウントできることだ。
仮想ドライブとは、実際にはパソコンに接続されていないCD-ROMやDVDドライブを、ソフトを使って作成したものだ。CD-ROMやDVDをドライブ機器に挿入するのと同様、仮想ドライブにイメージファイルをマウントすると、マイコンピュータでドライブを開いて内部のソフトを起動したり、音楽や動画を再生できる。また、CD-ROMがドライブに挿入されていないと起動できないソフトは、仮想ドライブにイメージファイルをマウントすると、ドライブのないノートパソコンから起動することだってできる。オリジナルCD-ROMは大切に保管して、普段はイメージファイルを使おう。
仮想ドライブ構築ソフト「Alcohol 120%」の日本版「SuperDVD/CD Alcohol 120%」を使った仮想ドライブの作成方法を紹介する。機能制限なしで30日間使用できる体験版を本誌CD-ROMに収録したので、使ってみよう。
Alcohol 120%を使ってみよう |
SuperDVD/CD Alcohol 120%
価格:9800円
作者:インターコム
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1. Alcohol 120%をインストールし、デスクトップのショートカットをダブルクリックして起動する。最初に、使いやすいようにウインドウの表示を切り替えよう。メニューの「表示」→「表示の切り替え」→「標準ウィンドウ」を選ぶ
2. 標準ウインドウが開く。メニューの「ファイル」→「イメージの追加」を選択
3. マウントしたいイメージファイルのあるフォルダを選び、拡張子「.cue」のファイルを選ぼう。「.ccd」や「.iso」などでもOKだ。「開く」をクリックする
4. ウインドウにイメージファイルが登録されるので、アイコンを右クリック。「ドライブにマウント」を選び、「AXV」で始まるドライブ名を選ぼう。イメージファイルがAlcohol 120%の仮想ドライブにマウントされる
5. イメージファイルをマウントした仮想ドライブは、普通のCD-ROMドライブと同じく、マイコンピュータなどから開いたり、内部のソフトを実行することが可能だ
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