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ネットランナー 2003年9月号 2003年8月19日(火)
特集3 極楽!快適!無線LAN

回線の高速化に備えてgかaをチョイス

 無線LANの規格は、現在IEEE802.11b、IEEE802.11g、IEEE802.11aの3種類がある。よく似た名前だが、最後のアルファベットで区別する。それぞれの特徴やメリット・デメリットを表にまとめたので参考にしよう。これから無線LANを導入しようとしている人は、まずこれらの特徴を知って、どの規格が自分のインターネット環境に適切かを選んでほしい。

 ちなみに、ここで示す「最大転送速度」の最大値は理論値であるため、実際にこの速度が出ることはまずないだろう。回線速度とアクセスポイントのスループットなどを計算する場合は、実測値を参考にしよう。

 結論としては、ADSLを下り最大20Mbps以上のプランに乗り換える場合など、今後インターネット回線を高速化する予定のある人は、IEEE802.11gかIEEE802.11aの導入がお勧め。現在普及しているIEEE802.11bは実測値では3〜5Mbps程度しか出ないからだ。局舎からの距離が近い場所でADSLの12Mサービスを利用しているなら、環境によっては10Mbps近く出てもおかしくはない。この場合、IEEE802.11bを使用するとボトルネックになってしまい、せっかくの高速回線が生かせないのだ。実際に、自宅の回線速度がどのくらい出ているかはスピード測定サイトなどで確認してみよう。

 回線速度を最大限に使って動画などのコンテンツをサクサク楽しみたいという人は、全部の製品をIEEE802.11gかIEEE802.11aに統一した方がいいだろう。回線や自宅の環境に応じて、慎重に規格選びを行おう。

回線速度をチェックしよう
speed.rbbtoday.com
speed.rbbtoday.com
Javaアプレットを使って回線速度を測ることができる。サーバの負荷やISPなどのバックボーンの影響を極力受けないような設計になっている
SPEED TEST
member.nifty.ne.jp/oso/speedtest
JavaScriptを使用したスピード測定サイト。同時に2回線で接続することにより、異なる帯域条件で転送の効率性や安定性などを調べることが できる

無線LANの規格とそれぞれの特徴
規格名 最大転送速度 周波数 電波の干渉 距離 互換性
802.11b 最大11Mbps 2.4GHz ほかの電子機器と干渉しやすい 約300m 802.11gと互換性あり
特徴
現在、最も普及しているIEEE802.11bは、最大転送速度の実測値が3M〜5Mbps程度で、ホットスポットなどの公衆無線LANサービスでも利用されている規格だ。ノートパソコンの中にはIEEE8802.11bの無線LANアンテナが内蔵された製品もある
802.11g 最大54Mbps 2.4GHz ほかの電子機器と干渉しやすい 約300m 802.11bと互換性あり
実際には15M〜25Mbps程度の速度が出るので、下り最大24MbpsのADSLサービスに乗り換えてもボトルネックになることはないだろう。また、IEEE802.11bと互換性があるのが特徴で、IEEE802.11bの製品と混合して利用できる
802.11a 最大54Mbps 5GHz ほかの電子機器と干渉しにくい 約100m 互換性なし
IEEE802.11aはIEEE802.11gと同じく、実測値は15M〜25Mbps程度。ただ、5GHzの周波数帯を使用するため、ほかの電子機器や家電と電波が干渉しにくいというメリットがある

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