MTUとRWINの設定は、通常は手作業で最適値を計算しなければならず、非常に面倒だ。また、算出した値はレジストリに入力する必要があるため、失敗すると最悪の場合パソコンが起動しなくなる。
そこで「EditMTU」を使ってMTUとRWINの設定を行ってみよう。「MTU探索」という機能を使うと、そのパソコンに最適なMTUとRWINの値を算出し、自動的にレジストリに書き込んでくれる。手軽で確実に、自分のパソコンに最適な設定を行うことが可能だ。
1. EditMTUのファイルを解凍して「EditMtu.exe」を起動。「MTU探索」タブを選び、「Host名」で適当なホストを選ぶ。ここでは「www.yahoo.co.jp」にした。「DataSize」の欄に「1475」と入力。「速度の種別」を自分の環境に合わせて選び、「Ping」をクリックする
2. 処理が終わると、「MTU」欄と「RWIN」欄に値が表示される。「C」と書かれたボタンをクリック
3. 表示されていた値がコピーされる。「OK」をクリックする
4. 「Win2k/XP」タブを選ぶ。コピーした値が「MTU」と「TcpWindowSize」に表示されているのを確認し、「Registry書込み」をクリックする。これで設定がレジストリに書き込まれる