仕事からプライベートの情報収集に至るまで、利用しない日はないと言っても過言ではないほど、生活に密着したインターネットツール。それが、ウェブブラウザだ。
だが、ブラウザは毎日使う重要なツールである割に、意外とこだわりを持っている人が少ない。OSに付属するインターネットエクスプローラ(IE)をそのまま使っているという人も多いはずだ。それだけIEの完成度が高いとも言えるが、素の状態のIEは、単にウェブが閲覧できるだけでしかない。「情報収集」というところに主眼を置くと、途端に貧弱なツールになってしまうのだ。ネットをディープに楽しみたいのなら、いかにして面白い情報を効率よく入手できるかということが鍵になる。それにはIEでは力不足なのだ。
そこで、今回ブラウズ部門では情報収集をテーマに、ネットのブラウジングを快適にする各種ソフトを選出。選んだソフトを、ウェブ全般の情報収集を行う「多機能ブラウザ」、2ちゃんねるを中心とした掲示板コミュニティーの情報収集を行う「2ちゃんねるブラウザ」、情報収集のための速度を上げる「高速化ツール」という3つのカテゴリーに分け、それぞれ金・銀・銅賞を決定した。
多機能ブラウザは、複数のウェブページを「タブ」と呼ばれるボタンで、1つのウインドウ内で切り替えながら表示する「タブブラウザ」を中心に、ネット上の情報を効率的に入手するウェブ検索機能が優れたものを中心にピックアップ。どのブラウザもIEで普通に検索エンジンを使うより、数倍快適な情報収集が行えるぞ。
2ちゃんねるブラウザは、その名の通り、日本最大の掲示板コミュニティー「2ちゃんねる」の閲覧・巡回用のツール。新鮮でユーザーの本音を読むことができる掲示板は、今やディープな情報収集の基本。貴重な発言をログとしてハードディスク上に残しておけるのもポイントが高い。
高速化ツールは、ブロードバンド時代の必須ツール。コントロールパネルではいじれないOSの詳細な設定を変更することで、ブラウジングやダウンロード速度を上げることができる。
どのカテゴリーのツールも、導入するか否かで大きく作業効率が変わる。まだ試したことがない人は今回の記事を参考に、ぜひ使ってみてほしい。
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