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セイコーエプソン、北米でリアプロジェクションTV発売

» 2004年01月09日 13時25分 公開
[ITmedia]

 セイコーエプソンは、北米で液晶リアプロジェクションTVを発売し、家庭用TV市場に本格参入すると発表した。「Livingstation」ブランドの2機種を2月上旬に発売する。

 アメリカでは地上デジタル放送が普及し、TV視聴可能世帯の9割以上がHDTVコンテンツ受信可能。これを背景にTVの買い替え需要が高まっているため、北米TV市場参入の好機ととらえた。北米以外でのTV発売は「検討中」(同社)。

 発売するのは57型の「LS57P1」(3499ドル、約43万円)と47型の「LS47P1」(3999ドル、約37万円)。液晶パネルに光を当てて画面の裏から映像を投射するリアプロジェクション方式を採用することで、同社が液晶プロジェクター市場で蓄積した技術を生かした。それぞれ、0.7インチ(1280×720ピクセル)の高温ポリシリコンTFTワイド液晶パネル3枚を搭載する。

 熱昇華方式のプリンタを装備した。TVの画像やメモリカードに保存した画像を印刷できる。解像度は300dpiで、4×6インチ(100×150ミリ)の用紙に印刷可能。カードスロットはSDメモリーカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュ、スマートメディアに対応する。

 入力端子はDVI-HDTV、Sビデオ、コンポーネントなど。

 47型のサイズは約1161(幅)×879(高さ)×376(奥行き)ミリで重さは約48キロ。57型のサイズは約1382(幅)×1003(高さ)×414(奥行き)ミリで重さは約56キロ。

 同製品は米国ラスベガスで1月8日から開催されている「2004 International Consumer Electronics Show(CES)」に出展する。

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