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2005/11/01 00:00 更新


“新しいNS”の序章――ヤマハ 新スピーカーシステム「NS-525シリーズ」 (1/3)

ヤマハが今秋投入するNS-525シリーズは、かつて高く評価された同社スピーカー“NSシリーズ”の復活を感じさせる製品だ。開発担当者へのインタビューを通じて、“新しいNS”の魅力を探ってみた。

 ペアでの実売価格で10万円程度。AVシステム、あるいはピュアオーディオの入門用として最も人気のある価格レンジだ。ここにヤマハが投入するNS-525シリーズは、かつて高く評価されたヤマハスピーカーの復活を感じさせる製品だ。

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NS-525シリーズ。写真左からNS-M525 2万3100円(1台)、NS-525F 6万3000円(1台)、YST-SW515 5万2500円(1台)、NS-C525 2万9400円(1台)

NS-525F(1台)

 そのサウンドはDVD視聴における低域の量感、迫力を狙った味付けから、音楽を楽しく聴くためのサウンドへと変化。素直でスピード感のあるその音は、音楽から映画まで幅広いソースに対応できそうだ。新製品の魅力を探るために、NS-525Fの開発を担当したヤマハの技術者を訪ねた。

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NS-525Fの開発を担当した同社AV・IT事業本部 商品開発統括部 ハードウェア開発部の飛世真博氏(左)と岡崎浩二氏(右)

欧州におけるハイファイスピーカーとしての評価を目指して

 耳あたりの良いナチュラルさと締まりの良い低音。オーディオブームの時代、ヤマハのスピーカーは家庭向けのオーディオ機器としてリファレンスとも言える地位を確立していた。しかし時代は流れてAVの時代。AVアンプという商品カテゴリーを生み出したとも言えるヤマハだが、スピーカーに関してはかつてのような輝きを失ったかのように見えた。

 しかし“売れる製品”を狙い、迷走を続けたように見えたヤマハ製スピーカーも、やっと本来の立ち位置へと戻ることができたのかもしれない。

photo  「ヤマハは過去40年、オーディオ機器ベンダーとして“ナチュラルサウンド”というキーワードを使い続けてきました。その印象は人それぞれでしょうが、客観的に見ると“上品でキレイだが、やや線が細い”という印象を持つ人が多かったかもしれません」(飛世氏)

 あえて悪く解釈するならば、やや古くさい、力感やスピード感を感じない音というイメージをほうふつとさせる。そこで、両氏は同じナチュラルサウンドというキーワードを再定義する事から、NS-525Fの開発をスタートさせたという。

 「音というのは、やはり時代とともに変化するものだと思います。音楽の変化、住宅環境の変化、技術の進歩など、時代ごとのトレンドの変化に対して、ずっと不変のままであるという立ち位置も重要でしょう。しかし今回は“現代的なナチュラルサウンドとは何か?”を探す事から開発を始めたのです」(飛世氏)

 こうした目標に向かって、最初に取り組んだのは、現在高く評価され、日本でも人気の高い欧州のスピーカーを徹底研究することだった。といっても、単にスピーカーを購入し、その特性を計測したり、徹底試聴するといったアプローチではない。製品単体を単に見るのではなく、欧州で優れたスピーカーが生まれる背景・文化を知るところから始めたのだ。

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 「日本と欧州とでなぜできあがる音が異なるのかを探るため、昨年の夏から、欧州の中でもスピーカーの産地として人気メーカーを多く抱えるドイツとイギリスに通いました。住宅に使われる壁の材質、部屋の広さ、空気や窓の外に見える風景などを感じながら、“欧州人にとってのナチュラルサウンドとは何なのだろう”と探し求めたのです」(岡崎氏)

 現地での環境に触れ、もっとも違いを感じたのは空間の奥行きだったという。豊かな自然の中にある奥行き。これを表現できなければ、欧州における“ナチュラルサウンド”はないと確信したのだ。

 「立てた目標は3つです。しなやかな表現力。微少信号に対するレスポンスの良さ。それにS/N感の向上によるダイナミックレンジの広さです。NS-515Fでは、AV向けに迫力を演出した当時の流行を追い、ハイファイスピーカーとしては物足りない製品になってしまいました。これにより、NS-515Fの前モデルNS-200が欧州で取った5つ星の評価を、再び取り戻す事を目指したのです」(飛世氏)

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[本田雅一,ITmedia]

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