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iPodスピーカーコレション――2006年冬バイヤーズガイド(1/4 ページ)

» 2006年12月15日 08時30分 公開
[北村明子,ITmedia]

 数あるiPod対応アクセサリーの中でも、最もバリエーションが豊富なのはスピーカーユニットではないだろうか。ここでは今年秋冬に発売された製品を中心に、音質重視の本格タイプから、出張や旅先に持って行けるポータブルタイプ、アウトドアシーンのほか、お風呂場や台所でも楽しめる防水タイプなど、さまざまなタイプをピックアップしてみた。

音質重視の本格タイプをチェック

 ハーマンインターナショナルの「JBL Radial」は、タイヤのような円形の2.1chスピーカー。

 “タイヤ”部に、25ミリフルレンジスピーカーユニット「Odysseyネオジウムドライバー」と、45ミリサブウーファーの「Herculesネオジウムドライバー」を搭載している。内蔵アンプは15ワット×2と低域用の30ワットで、ユニークな形状ながらも、クリアかつワイドレンジな音楽を奏でる。

photophoto 「JBL Radial」リモコンも付属する(左)、背面(右)

 中心の“ホイール”部にはDockコネクタを備え、iPodをセットした状態でUSBでつないだコンピュータとのデータ転送や充電が行なえる。ビデオ出力や3.5ミリステレオミニジャックも装備しているので、テレビに接続してiPod内の動画や写真などを出力したり、iPod以外のポータブルプレイヤーも接続することができる。

 プリンストンテクノロジーの「PSP-MSSIT」は、円筒形のステレオスピーカーユニットと立方体のサブウーファー、パワーアンプ内蔵のiPod用Dockの3点セット。

 70(直径)×462(幅)ミリのロングサイズな円筒形ステレオスピーカーユニットは、磁気歪みの低減と高エネルギー効率で高音質を実現する“ネオジウム磁石”を採用したミッドレンジスピーカーとツィーターを装備。また、キューブ型のサブウーファーには豊かな低音を再生するバスレスダクト付きエンクロージャーを採用。ミッドレンジ、ツィーター、サブウーファの3ウェイ構造により、高音から低音までパワフルで明瞭な音楽を実現する。

photophoto 「PSP-MSSIT」。円筒形のステレオスピーカーはDockに組み合わせることもできる

 コンパクトサイズのDockにはデジタルアンプを内蔵。また、iPodの充電とシンクが行なえるほか、映像出力端子(RCA)を利用してiPodに収納された映像をテレビなどに映し出すこともできる。

 ロジクールの「AudioStation Express Portable Speakers for iPod」(AS-50EX)は、メタルグリルを採用した頑丈デザインの耐久性重視なスピーカー。2つの6.5センチドライバーとバスレフポートがダイナミックなサウンドを実現する。

photophoto 「AudioStation Express Portable Speakers for iPod」(AS-50EX)

 メタルグリルのほかにも、スピーカー本体に装着したままの状態でiPodを操作できる「保護カバー」が付属し、本体表面のキズ防止などにも役立つ。ACアダプタまたは単三形乾電池×6本で駆動し、AC電源に接続した状態であれば、DockコネクタにiPodを乗せるだけで、iPodの充電が開始される。

 背面にビデオ出力端子、予備入力端子として3.5ミリミニジャックを装備した。付属のリモコンは未使用時にはスピーカー本体背面のスロットに収納できたるめ、紛失の心配がない。本体サイズは300(幅)×120(奥行き)×85(高さ)ミリ、940グラム(スピーカー本体のみ)。

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