　3位のNECライティング「LIFELED'S」の「HLDCB0812」もシンプルなデザインだが、この製品はリモコンと操作性の良さに注目したい。「LEDライトの調色は無段階に行われるものが多いですが、NECライティングの場合は3色に分かれていて、ボタン数も少なく年配の方にも分かりやすいと評判です」（川島さん）。デザインもスマートフォンのような形をしていてオシャレだが、価格は今回のオススメの中では最も安い。「LEDシーリングライトは各社とも違いが少ないので、リモコンで選ぶという人も多いですね」と川島さんは話す。

NECライティングの「HLDCB0812」。スマートフォンのような形のリモコンが付属する。

　これに加えて、NECライティングでは「CrossFeel」（型番：HLDCD1222SP／HLDCB0822SP）という製品も販売している。この製品はパイオニア製のスピーカーを搭載しており、Bluetoothでスマートフォンとワイヤレスで接続し、音楽を再生できるほか、「鳥のさえずり」「せせらぎと小鳥」「サンゴ海ビーチ」「小川の流れ」「夜のビーチ」「虫の声」という6種類の環境音を標準搭載している。また、環境音と音楽を合わせて聴ける「サウンドスケープ機能」や、部屋中に音が広がる「パイオニアオムニエリアリフレクター」も搭載している。調光・調色も細かく調整可能で、タイマー機能も充実している高級機だ。「スピーカーを後付けで搭載できるライトは今までもありましたが、一体化している製品は初めてですね」と川島さん。価格が高いため台数が多く売れているわけではないが、変わり種のLEDシーリングライトということでチェックしておきたい製品だ。

Bluetoothとスピーカーを搭載した「CrossFeel」。音楽のワイヤレス再生が可能なほか、6種類の環境音を内蔵している

　このほか、今年はペンダント照明のラインアップも増えてきているそうだ。「年配の人はペンダント型を好まれる方も多いです。ペンダント型は昨年もありましたが数が少なく高価でした。今年はリモコンなどを省いて機能をシンプルにして価格を下げたものも登場し、より選択肢が広がりました」（川島さん）。また、つり下げ照明としては、シャープが販売する食卓用の「LEDダイニングライト」も人気で、これにも「さくら色」の光色が採用されている。