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» 2016年09月16日 10時00分 UPDATE

家中が本格的なオーディオルームに!?――ヤマハ「WX-010」と「RX-A2060」で分かった「MusicCast」の実力 (1/3)

ヤマハの「MusicCast」は、ハイレゾ音源の配信まで対応する独自のネットワークオーディオ技術だ。しかも、オーディオファンの潜在的なニーズをくみ取った新提案になっている。同社のハイクラスAVアンプ「RX-A2060」と小型ワイヤレススピーカー「WX-010」で試用した。

[芹澤隆徳,PR/ITmedia]
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 ヤマハの「MusicCast」は、ハイレゾ音源の配信まで対応する独自のネットワークオーディオ技術だ。それも単なるマルチルーム再生ではなく、オーディオファンの潜在的なニーズをくみ取った、ヤマハならではの新提案になっている。今回は、同社のハイクラスAVアンプ「RX-A2060」と小型ワイヤレススピーカー「WX-010」を組み合わせて試用した。

ヤマハのワイヤレススピーカー「WX-010」(左)とハイクラスAVアンプ「RX-A2060」(右)

 WX-010は一見、普通のワイヤレススピーカーだが、実は一般的なBluetoothスピーカーとはかなり異なる。まず、120(幅)×160(高さ)×130(奥行き)mmと持ち運びに適したサイズになっているが、いわゆるポータブル機ではない。バッテリーは搭載せず、コンセントのある場所に設置するスピーカーだ。また、モノラルなのに90mm径ウーファーと25mm径のツイーターによる2Way構成。さらに低域の量感を増す大型パッシブラジエーターを2基も搭載している。コンパクトな外観なのに重量は1.7kgもあり、最初に持ち上げたときは意外な重さに戸惑ったくらいだ。

側面までファブリック素材で覆われているのは、そこにパッシブラジエーターが配置されているからだ

 違和感は音を出して納得に変わった。手持ちのDAPをBluetoothで接続した途端、「サイズを超えた」という形容がぴったりのサウンドが流れ出したのだ。解像度の高い中高域に必要十分な低域。ボーカルが実体感を持って感じられるようで、よくあるBluetoothスピーカーとは格が違う。思わず音量を上げたくなる音だ。

操作は上面のタッチセンサーで行える

 なるほど、ヤマハがあえてモノラルにした理由が分かった。よくあるBluetoothスピーカーのように、小さな筐体の左右にスピーカーを置いても大したステレオ感は味わえない。であれば、モノラルでも音のいいスピーカーを提供したほうが音の満足度は高いだろう。音楽を単に聴くのではなく、鑑賞するために作られたスピーカーなのだ。さらにWX-010は2つあればワイヤレスで連携し、ステレオ再生も可能になる。これは2台目を購入する人も多いのではないだろうか。

4K/HDR時代のハイクラスAVアンプ「RX-A2060」

 一方の「RX-A2060」は、Dolby AtmosやDTS:Xのデコーダーを搭載した最新の9.2ch対応AVアンプだ。Ultra HD Blu-ray登場後、初のモデルチェンジというタイミングに発売されるだけあって、4K映像への対応を大幅に強化した。

HDR対応の4KテレビとUltra HD Blu-rayプレーヤーと組み合わせ、最新の4Kコンテンツを楽しめる

 HDMI端子は入力が8、出力は2だが、このうちフロントの1つを除く7入力+2出力がすべて4K/60P(YCbCr 4:4:4)対応。もちろん著作権保護技術のHDCP 2.2をはじめ、HDRやBT.2020の伝送も可能なフルサポートした。Ultra HD Blu-rayプレーヤーや新しい「プレイステーション 4 Pro」など、今後は4K出力を持つ機器がどんどん増えてくる。豊富なHDMI入力のすべてがそれに対応できているのは心強いし、今後はそれが当たり前になるだろう。

ずらりと並ぶHDMI端子がすべて4K/60P対応。また接続する機器が欲しくなる

 Dolby AtomosやDTS:Xは、5.1.4ch、7.1.2chなどのスピーカー構成に対応しているが、フロントスピーカーをバイアンプ駆動とした5.1.2ch構成も可能になった。普段、2chを聴く機会の多い人にはうれしい新機能だ。シネマDSPは、Dolby Atomosなどとの“掛け合わせ再生”こそ対応していないものの(RX-A3060は対応)、高さ方向の音場創生に対応した「シネマDSP<3Dモード>」を採用している。

 実は、ヤマハの試聴室で初めて聴いたときから、RX-A2060にはかなり好感触を持っていた。オーディオライクなフラットな特性はAVENTAGEシリーズ共通だと思うが、中域が濃密に感じられ、女性のちょっとハスキーなボーカルが生々しい。音場の広さや高域の解像感では上位機の「RX-A3060」に譲るが、そのために人の声が良い感じに持ち上がり、聴いていて心地いい。自分の好みに“ぴたり”とはまるのがRX-A2060だったというわけだ。また、兄弟機の「RX-A1060」や「RX-A3060」を含めて比較試聴すると、RX-A2060は明らかに上位機寄りのクオリティー。つまりコストパフォーマンスが高いモデルだった。

 AVENTAGEシリーズには、それぞれの機種に“音決め”(音質チューニング)をする担当者がいて、彼らの志向や試聴音源、なにより経験とノウハウによって機体にも個性が生まれる。RX-A2060の場合は「フラット志向を踏襲しつつ、より緻密(ちみつ)で開放感のある音」を目指したという。

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