フレッツ・ADSLでは、一部メーカーのLANカードを使うと接続できない、あるいは接続しても通信速度が極めて遅くなるトラブルが報告されている。この現象はNTT東西のADSLモデムとLANカード間で、通信データをEthernetフレームとして認識しないために起こるのだ。
もし該当製品を利用しているなら、接続確認済みのLANカードを別途購入するか、ADSLモデムとパソコンとの間にハブを入れて対処する。詳細はフレッツ・ADSLのホームページで確認しよう。
エアコンや冷蔵庫などインバータを使っている電化製品の近くは、ノイズが発生しやすいのでデータの転送速度が遅くなることもある。インバータとは一時的に周波数を変動させて処理効率を高める機器のことで、一部の蛍光灯などにも使われている。これらは近くで使わなくても住宅内のケーブルを通じてADSLモデムに伝わるので、市販のノイズフィルターを電源ケーブルを巻き付けて対応しよう。