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「AXGP」の全国人口カバー率が92%に 政令指定都市は100%カバー
ソフトバンクモバイルが「SoftBank 4G」として提供している「AXGP」の全国人口カバー率が92%を達成。全国政令指定都市も100%をカバーした。
Wireless City Planning(WCP)は3月22日、「AXGP」の全国人口カバー率が3月21日に92%を達成したことを発表した。また全国政令指定都市の人口カバー率は100%に達した。
AXGPは2.5GHz帯の周波数を使った広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)。2007年に当時のウィルコムが「XGP」の開設認定を受けた際、2012年度末の人口カバー率を92%とする計画が立てられていた。なお当初計画していた基地局数(1万2693局)は2012年9月に達成している。
その後ウィルコムは経営破綻し、2010年12月にソフトバンクグループ入り。XGP事業は新設されたWCPが継承したが、モニター向け限定サービスのまま2012年1月末に終了した。同年2月からはTD-LTEと高い互換性を持つAXGPとして再スタートし、ソフトバンクモバイルが「SoftBank 4G」というサービス名でMVNO提供している。
WCPはAXGPでXGPを高度化させるとともに、認定開設計画の遅れを取り戻すべく急ピッチでエリア拡大を進め、本来5年間で実現する予定の計画を実質2年間で達成したことになる――としている。
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