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「真似をされたら超える」「安さだけでは寿命が来る」「PHS停波は未定」――「Y!mobile発表会」一問一答(4/4 ページ)

2017年冬・2018年春商戦に向けた取り組みを発表したY!mobile。その発表会における報道関係者とY!mobile事業の責任者とのやりとりをまとめた。

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―― 学割について、開始時期がだんだん早まっているが。

寺尾氏 ランドセル(の購入早期化)と一緒ですね(笑)。

―― もっと(開始時期が)早まることも考えられるのか。

寺尾氏 いや、そこまでは分からない。

―― 期間的には12月から翌5月までで、半年ぐらいやることになる。あと少し(期間を)延ばすとまる1年学割期間ということになるが、常時(通年)にする考えはないのか。

寺尾氏 今年をやらせていただいて(から判断したい)。

 (学割の早期化で)どう動くかは、仮説は持っているものの、実際にやってみないと分からない面もかなりある。

 今回は、CMや店頭での展開を一気にかけていくので新しい動きもあるとは思うが、実際に大きな動きになるのは(新入学を控えた)3月ごろになると思う。先ほど話した通り、中1や高1に上がる(進学する)ところがメインで、これらの年齢層ではY!mobileを知っている人はまだ多くないので、知ってもらう機会を増やすためにリードタイムを設けた(開始時期を早めた)ということだ。

―― その「仮説」とは一体どのようなものか。

寺尾氏 とにかく先にやれば話題になるだろうと(笑)。やってみて(から)反省しますよ。何でも反省です。

―― 今後、(ソフトバンクとして)学生をY!mobileで(獲得する)、ということではないのか。

寺尾氏 もちろん、Y!mobileとして狙っていくし、SoftBankを含めても学生は非常に大きなパイを持っている。携帯電話市場は飽和状態になっているが、そこ(学生)からある程度まとまった新しいお客様が出てくるので、きっちり取っていきたい。

 私事ではあるが、2年ぐらい前に娘から「スマホがほしい!」と言われたが、親としては「はいはい(買ってあげるよ)」とは簡単に言えない。自分の家では今回発表したスマホルールリストのような約束ごとを結んでいるが、そのようなことも提案しつつ、今後の成長につれて、さまざまなパス(Y!mobileの継続やSoftBankへの移行など)を用意して「損をしない」ように取り組んでいきたい。

―― SIMロックフリー端末でY!mobileのVoLTEに対応する機種がちらほら出てきたが、それは質疑応答で出てきたメーカーに情報を提供する取り組みと関係があるのか。

寺尾氏 そうだ。対応Bandを広げてVoLTEに対応することで、(Y!mobileの)お客様の満足度も上がる。ガイダンスを出して、ちゃんと対応していただくようにお願いをしている。

―― IOT(相互接続試験)のようなものか。

寺尾氏 そういう感じだ。どこまで(試験を)やるかというレベルはあるが、きちんと(Y!mobileユーザーが)安心して使っていただけるものを提供したい。

―― ブランドのすみ分けという観点で、ハイエンドなAndroidスマホを使いたい人もSoftBankへ(移行してもらう)という考え方なのか。

寺尾氏 それもそうだが、iPhoneは分かりやすく、(最新の)「iPhone 8」や「iPhone X」はY!mobileでは提供していないので、それを選びたい人はSoftBankに行っていただくことになる。より大容量のプランを求める人も、そちらということになる。



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