ビックカメラグループの「PayPay」決済 12月4日スタート 注意点もあり
ビックカメラグループ(ビックカメラ、ソフマップ、コジマ)の全店で、ソフトバンクとヤフーの合弁企業が提供するコード決済サービス「PayPay」が利用できるようになる。PayPayが実施する「100億円 あげちゃうキャンペーン」の対象にもなるが、注意すべき点もある。
ビックカメラは12月4日から、「ビックカメラ」と同社グループの「ソフマップ」「コジマ」が運営する全店舗(ネット通販を除く)において、PayPayが提供するコード決済サービス「PayPay」での支払いに対応する。PayPayが同日から開始する100億円あげちゃうキャンペーンの対象にも加わるが、注意すべき点もある。
ビックカメラグループにおけるPayPay決済では、PayPayのキャッシュバック(PayPayボーナス)とは別に購入金額の8%のビックポイントが付与される(現金払いで10%付与の商品の場合)。
支払い限度額はPayPayアカウントに設定された上限金額(初回利用日から30日間は合計50万円)で、PayPay決済金額が3万円(税込)以上となる場合は本人確認書類(※)の提示が必要となる。
※ 運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、特別永住者証明書、在留カード、健康保険証、学生証のいずれか1点
なお、PayPay決済時は、以下の商品が購入できない。
- 金券類(商品券、ギフトカード、プリペイドカードなど)
- 地域指定のゴミ袋・ゴミ処理券(取り扱い店舗に限る)
100億円あげちゃうキャンペーン(参考)
PayPayの「100億円あげちゃうキャンペーン」は、12月4日から2019年3月31日まで実施するキャンペーン。その名の通り総額100億円を2つの方法でPayPayボーナスとして還元する。
なお、いずれの還元も月末締めで、翌月10日前後に実施される。また、期間内でも還元金額が100億円に達した時点でキャンペーンは終了するので注意しよう。
利用金額の20%還元(上限あり)
通常、PayPayボーナスはPayPayの決済金額の0.5%付与されるが、キャンペーン期間中は20%(通常0.5%+キャンペーン19.5%)に高める。
ただし、PayPayボーナスの還元率アップは月間5万円相当まで(決済金額ベースで月間25万円まで)で、それを超過した決済分のPayPayボーナスは通常の還元率で付与される。
なお、通常のPayPayボーナスの付与上限は月間5000円相当まで(決済金額ベースで100万円)となる。
全額還元(抽選:上限あり)
キャンペーン期間中、PayPayの決済金額を40回に1回の確率で全額PayPayボーナスとして還元する。抽選は決済ごとに実施され、「Yahoo!プレミアム」加入者と「ソフトバンク」「Y!mobile」携帯電話の契約者は当選率がアップする(前者は20回に1回、後者は10回に1回)。
ただし、この特典に当選した利用分については20%還元の対象外となる。また、この特典による還元上限は10万円相当までとなる。
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