昨年あたりから急激に普及した無線LAN。今回の調査では、約2割の人が「利用している」と回答し、そのうち65.6%がセキュリティの設定を行っているという結果が出た(図7、8)。無線LANを無防備なまま利用していると不正アクセスなど思わぬトラブルに巻き込まれる可能性がある。セキュリティの設定実施の割合は、100%に近くなることが望ましい。
一方、連日何かしらの被害が報告されているコンピュータウイルスについては、28.1%もの人が「感染したことがある」と回答。電子メールを媒介にしたウイルスが多く、感染する危険性はだれにでもある。プロバイダのウイルスチェックサービスやウイルス対策ソフトを導入するなどして対策を怠らないようにしたい。
図7 無線LANを利用していますか? 2割の人が無線LANを利用している。機器の価格も下がって導入しやすくなっているが、意外と少ない?
図8 無線LANのセキュリティ設定をしていますか? 無線LAN利用者に、セキュリティ設定の有無を聞いた。「設定していない」人が34.4%。MACアドレスの登録を行うだけでも安全度がかなり増す。ぜひ設定しよう
図9 コンピュータウイルスに感染したことがありますか? なんと3割近い人が「感染したことがある」と回答している。ウイルス感染はもはや人ごとではないのだ