ITmedia
Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
Home News Enterprise AnchorDesk Mobile PCUPdate LifeStyle Games Shopping Jobs
Security | Developer | Case Study | Survey | IT Premium | Mail Magazine | ケータイ・サービス
用語辞典 | ソフトバンクの出版物 | Site Map | Ranking » Top30
表紙

Click Here!
高速インターネット入門
14万人のインターネット大調査
WEB OF THE YEAR 2002
ホームページ作成講座

YIG Yahoo! Internet Guide 2001年8月号より
#017 - 有線ブロードネットワークス 2 High Speed Access

100Mbpsが月額4900円!
気になるサービス品質は……

 有線ブロードネットワークス(以下usen)のFTTH*1サービスが登場するまでは、われわれ一般ユーザーが利用できる高速回線は、CATV*2またはADSL*3の512K〜1.5Mbps程度(月額5000〜7000円前後)というのが上限であった。しかし、usenはこのブロードバンドの世界に100Mbps*4接続で4900円(機器使用料等を含めると6100円)という、ユニクロも真っ青の超価格破壊の新風を吹き込んで世間をあっと驚かせたのだ。もちろん、本誌も含めて各メディアはこのusenの快挙をこぞって取り上げたのだが、100Mbpsという数字があまりにも衝撃的だったため、数字だけが一人歩きをしてしまった感がある。そこで、今回は100Mbpsという数字についてその本質を冷静に考えてみたい。

“100Mbps”はあくまでも
技術的な「最大速度」

 まず初めに知っておくべきことは、usenがいうところの100Mbpsという数字は、あくまでも使用している機器や技術の規格上の数値であり、実際の利用においては、このような通信速度が出ることは、まずあり得ないということ。

 次に、その高速性が発揮されるのは、usenのネットーワーク内に限られるという点。つまり、usenが提供するコンテンツを楽しむ分にはいいが、いったん外に出てしまうとインターネット上に潜むボトルネック*5が影響して、常に高速だという保証はない。だが、usenのネットワークからインターネットに接続するバックボーン回線は、同社が管理している部分だ。ここの容量で接続の快適性が大きく変わってくるだけに、バックボーン回線の増速や最適な経路制御の努力を惜しまないでほしい。

 だが、usenはバックボーンについて「必要かつ十分な容量」という言い方で、正確な数値は公表していない。したがって、外部の人間がそれについて評価を行うことは難しいのだが、次に述べるようなエピソードから、十分なバックボーンが確保されているとは言い難い部分もある。

■usenのFTTH・ユーザーインタビュー

サイトによっては非常に遅いことも

 世田谷区三軒茶屋にお住まいで、usenのFTTHサービスを利用している会社員・今泉一男さん(ご本人の希望で仮名)に感想をうかがった。「ソフトのダウンロードが速くて驚いた」という今泉さんは、各種オンラインソフトをダウンロードして楽しんでいる。FTTHを導入する前はISDN。「もう後戻りできない」と満足の様子。ただし、相手側のサイトによっては伝送速度が非常に遅い場合もあり、そんなときは、こちら側がいくら光ファイバーでも高速接続の意味がないことにガッカリするという。
 賃貸の集合住宅にお住まいの今泉さんは、オーナーに許諾を得てから導入工事を行ったが、オーナーが理解を示してくれたので大きな手間はかからなかったとか。工事では最寄りの電柱から、電話配管を利用して直接部屋まで光ファイバーを引き込んだ。所要時間は約2時間。引き込んだ光ファイバーを専用モデムに接続する融着作業を見ることができ、「おもしろい経験だった」そうだ。

prev 2/3 next


SEARCH
@IT sbp 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 採用情報 | サイトマップ | お問い合わせ
ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。