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Yahoo! Internet Guide 2002年2月号 2002年1月30日(水)
高速インターネット入門

2002年よりエリア大幅拡大
ただし大都市に限定

 NTT東西地域会社が提供するFTTH*1サービス「Bフレッツ」の提供エリアが徐々に広がっている。東日本では11月から、東京23区と多摩地区で、西日本では大阪市全域、名古屋市、福岡市、広島市、京都市、神戸市などでサービスが開始された。また、2002年の1月以降、神奈川、埼玉、千葉、茨城、宮城、北海道の主要都市でもサービスが開始される(いずれも各県や市の一部地域での提供)。

 NTT東日本の広報によると、提供エリアの決定は需要予測を立てて一定以上の利用者が集まりそうなところから展開していく予定だという。となると、ある程度人口が集中した都市部から広がっていくことになる。ただし、光ファイバーの10分の1以下の最大8Mbps*2とはいえ、安さを武器にADSLユーザーが激増していることを考えると、夢のFTTHだからといって、一般の利用者がこぞって導入するとは考えにくい。NTTも慎重にエリアを広げていくことになる。

一戸建てなら工事は容易
集合住宅では複数の課題

 NTT東日本が発表する提供予定エリアを記載したリリース文書では、局番単位でエリアが記載されているが、「一戸建ての場合、局番が掲載された地域であれば、導入の順番待ちはあるが基本的には提供可能。電話と同じルートで敷設するので、近くに電柱があれば大丈夫」(NTT東日本広報)。ただし、集合住宅向けの「マンションタイプ」になると、そう簡単ではなさそうだ。まず、管理組合やオーナーの了解*3が必要なことはいうまでもないが、導入者が8世帯以上*4集まらないと受け付けてもらえない。また「担当者が下見をして引き込みルートが確保できるかどうか判断」(同社広報)して可能なら問題ないが、無理な場合もある。また、状況によってはマンションの壁に穴を開けたり特別な配管を行うなどの工事が必要となる。その工事に関してはNTT側はノータッチで、利用者が業者を手配*5する必要がある。

Bフレッツ ユーザーの声

実効速度は15Mbps
上りも速いのがメリット

 ライターの米田俊さんは、事務所にBフレッツを導入している。10Mbpsの試験サービスから、正式サービス開始と同時にベーシックタイプ(100Mbps)に移行した。

 気になるスピードだが「ブロードバンドスピードテスト」では、ほぼコンスタントに15Mbpsを記録。「試験サービス時は6M〜7Mbpsだったので、速くはなっているが、カタログ値の100Mbpsを思うと物足りない」とのこと。マンションのベランダ前の電柱から引き込まれた光ファイバーは、エアコンのダクトから室内に入る。事務所には6台のパソコンがあり、WAN側ポート30Mbpsの実力を持つルーター「Net Genesis OPT」を介して専用の終端装置に接続されている。「処理速度の異なるそれぞれのマシンで速度が違う。遅いマシンでは測定値も遅い」とパソコンのスペックにも左右されるようだ。仕事柄、巨大なファイルをアップロードすることが多いので、ADSLと違い下りだけでなく上りも高速な点が気に入っているという。

Photo ライター
米田 俊さん
本誌2001年9月号にも、Bフレッツの前身、光・IP通信網サービスのユーザーとして登場していただいた
URL:www.sierra.co.jp

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