News | 2002年12月9日 09:35 PM 更新 |
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1位 | ゲーム機のワイヤレスコントローラが少ない理由 | ||
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3位 | 止まらない「特許フリー標準」の流れ | ||
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9位 | スクウェア・エニックス、“世界No.1ゲームソフトメーカー”へのシナリオ | ||
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記事内で紹介したロジクールのワイヤレスコントローラは、無線通信方式に独自の2.4GHz帯無線周波数技術を使っている。本来、ゲーム機コントローラのようなコンシューマー機器のワイヤレス化は、「Bluetooth」が本命だったはず。だが、実際にはBluetoothを搭載するとコスト高になってしまい、普及が進まないのが現実だ。
さらに、Bluetoothには悪い知らせがある。先月末に電波産業会(ARIB)が行った電波の再配分方法についての説明会では、貴重な電波資源を利用してその恩恵を受けているBluetoothや無線LANなど免許不要の無線局にも、一定の費用負担を求める可能性があることが示唆された。仮に、製造メーカーなどから徴収する方法が採用された場合、メーカーの費用負担分は製品価格に転嫁される。つまり、Bluetooth製品のコストアップ材料がまた1つ増えることになるのだ。
普及が進まぬまま、早くも世代交代の波まで押し寄せてきた。“次世代Bluetooth”といわれる無線通信技術「UWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線)」が、実用化に向けて動き始めているのだ。UWBはBluetoothの1/4の消費電力で最大100Mbps以上の高速通信を可能にするほか、ワンチップ化しやすいなど製造コスト面でも有利といわれている。
“次世代”の称号を与えられながら消えていったテクノロジーは数知れない。Bluetoothも、同じ轍を踏むことになるのだろうか。
[西坂真人, ITmedia]
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